セブン-イレブン、働きがいと効率化を推進 接客コンテストの開催・基幹システムの刷新・防犯強化店の拡大で
食品新聞 / 2025年1月17日 22時30分
魅力ある店舗づくりに向けて、セブン-イレブン・ジャパンは多角的なアプローチで働きがいと効率化を推進している。
加盟店の働きがい創出を目的に開催された同社独自の取り組みは、セブン‐イレブン接客コンテスト。
これは“活躍している従業員が、もっと輝ける場がほしい”という加盟店オーナーの声にSEJ(本部)が応えて企画されたもので、2023年6月に第1回、24年6月に第2回が開催された。
同コンテストの狙いについて、24年12月18日取材に応じた永松文彦社長は「店舗で働く人たちが本当にやりがいを持ってイキイキと働ける環境づくりが一番大事。アルバイト募集の際にも“このお店で働いてみたい”と思っていただけるようになるには、その店舗が魅力ある状態でなければならない」と語る。
人手不足の中、離職率を低下させるべく、SEJは、加盟店従業員の初期教育を支援して業務不安の払拭などを図る新人研修やシフトリーダー研修を実施するなど教育にも力を入れている。
従業員の負荷軽減へ効率化・省人化の取り組みとしては、基幹システムを刷新して来春をめどに順次導入していく。
永松社長新・基幹システムは、現行システムに比べて、SEJと加盟店との間、もしくは、オーナーと従業員との間の情報伝達力を格段に引き上げるものとなる。
「例えば本部からの情報がダイレクトに店舗従業員に届くほか、加盟店オーナーが急場の発注の必要に迫られた場合、一度に複数人へ伝えることができる。伝達が物凄く良くなり、その結果、お客様が求める商品が並び、商売としての仕組みが非常に良くなる」と期待を寄せる。
AIを活用した需要予測は、飲料・即席麺・雑貨などに導入。
「変化が激しい、おにぎりやお弁当などのデイリー商品への導入についてはテスト段階にある」という。
働きがいの基盤となる安全確保の取り組みとしては、防犯強化店を拡大する。
防犯強化店は、深夜時間帯にも安全・安心に勤務することを目指したもの。
「カウンターと展開は透明のアクリル板で間仕切りされ、声が伝わる程度のスペースが開いている。入り口の自動ドアは制限され、お客様が入口でブザーを鳴らすたびに手動で解除する仕組みとなる。従業員に不測の事態が起こった場合には警備会社がすぐに駆け付けるようになっている」と説明する。
24年から導入開始し、改良を加えながら12月現在で約20店に導入。「25年春からはかなり増やしていく」と述べる。
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