浜名湖産「うなぎの刺身」を商品化 海外展開も視野 浜松 魚魚一
食品新聞 / 2024年3月21日 9時37分
魚魚一(とといち 静岡県浜松市 代表取締役社長 仲村健太郎)は、日本国内で唯一商品化に成功した「うなぎの刺身」を製造販売。各種展示会での積極的活動による認知度向上で卸先が増加。来年以降は海外展開も視野に入れる。
養殖うなぎ発祥の地として知られ、鰻蒲焼の消費量全国1位でもある浜松市内に魚料理専門店を構える同社は、国産うなぎ(浜名湖産)を独自開発の「除血処理法」により血抜き処理(毒素除去)した刺身の商品化(真空パック)に成功。都内他全国の鰻店、百貨店、スーパー、土産店などに出荷している。現在卸先は国内でおよそ100社。
「Foodex Japan2024」(東京ビッグサイト/2024/3/5-8開催)では自社ブースを開設。社長自らブースに立ち、来場者に同商品をふるまった。同展示会は今年で3年目になるが、年々海外バイヤーの注目が上がってきているという。
鰻店には、店内飲食限定で「刺身」をメニューに入れているところもあるが「洗い」「湯引き」に近いものを刺身として提供しているところが多く、完全な刺身として提供しかつ商品化しているのは「魚魚一」のみ。(同社 仲村社長)
「うなぎの刺身」小売向け商品(上)と業務用商品(下)100%浜名湖産鰻を使用する刺身は、オリジナル熟成ぽん酢を添えていただく。見た目もふぐ刺しのように美しく調理されており「コリっとした食感」と「さっぱりした味わい」が特徴。そのまま刺身としていただくか、しゃぶしゃぶにしても美味だという。
水産庁「国際漁業資源の現況」によれば、国産の天然ウナギ成魚の漁獲量は、大正期から戦時中を除き戦後昭和30年代くらいまでは3000トン程度で推移。昭和40年代後半から減少を続け、令和2年には65トンだった。一方養殖用シラスウナギ国内採捕量も昭和40年頃までは100トン程度だったものが、令和3年時点で11.1トンまで減少している。
希少な国産うなぎを食べる機会は年々減ってきている。同商品が地域の名産品として広く認知されることが期待される。
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