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「新年は新しい顔ですごしたい」「下半身も…」美容整形外科は年末年始の4日間が大忙し! 糸リフト44万、 眼瞼下垂48万、美膣は…〈実録“駆け込み整形”する女たち〉

集英社オンライン / 2023年12月30日 13時1分

年の瀬のこの時期は、美容整形外科による「年末年始垢抜け計画」「年末年始のお休み中にダウンタイム」などを売り文句にしたSNS広告がやたら目につく。それもそのはずで年末年始は、美容整形外科が1年で最も忙しい時期だという。なぜここで「駆け込み整形」をするのか。糸リフトに眼瞼下垂、小陰唇縮小術の施術を受ける3人の女性に、その心境を聞いた。

なぜ年末に「駆け込み整形」なのか?

なぜ美容整形は年末が最も忙しいのだろうか。その理由を「スワンクリニック銀座」の福澤見菜子院長に聞いた。

「やはりほとんどの方にとって、年末年始は1週間前後、確実にお休みがとれて、独り身の方なら誰とも会わなくてもすむ、1年のあいだで唯一と言っていいタイミングです。なので、ダウンタイムの必要な施術や、術後外気に触れないほうがいい施術を受けやすい期間なのです。以前私が大手美容外科にいたときは、大晦日ですら最終時間までオペが入り、その時期の帰宅は毎日終電でした」



実際、予約状況はどのような感じかというと…。

「28日には糸リフトが5件、小陰唇縮小術3件、二重瞼が5件入っています。29日は糸リフトが3件、小陰唇縮小術が6件。30日は二重瞼手術が1件、糸リフトが2件、小陰唇縮小術が7件です」

小陰唇縮小術とは何かというと、女性器の小陰唇の余分な部分を切除し、大きさと形を整えて縫い合わせる手術のこと。昨今「美膣になりたい」と思い立って、この手術を受ける女性が増加傾向にあるという。
福澤院長によれば「当院の小陰唇縮小手術の症例数は国内で最も多いので、年末問わず、毎月50名以上の方がこの手術を受けています」とのことだった。

顔まわりはともかく、なぜ、年末のこの時期に小陰唇を整えるのか? 12月26日、「女性医療クリニック LUNA」にて「フェムゾーン美容外来」を行っている産婦人科専門医の宮本亜希子先生の元でこの手術を受けた会社員、澤田さん(23歳)に話を聞いた。

小陰唇を整えることにした澤田さん(23歳)

小陰唇手術をした宮本亜希子先生


「小陰唇縮小術を受けるとダウンタイムが約1ヶ月ほど必要なんです。クリスマスを彼氏と過ごしたので、とりあえず1月末まではエッチはお休みしようかと。以前から気になってたビラビラの長さを整えたかったんです。恥ずかしい話、ビラが長くて、排尿時に尿が飛び散るのがとても不便だったんです」

手術の出来に満足のようだ

小陰唇縮小術の施術は約40分ほど。術後、切り取られた澤田さんの直径2センチほどの左右の小陰唇はトレーの上に置かれた。その後、澤田さんは膣内にヒアルロン酸を注入する施術も受け、「これで新しい膣で新年を迎えられます〜!」と満足気だった。小陰唇手術費用とヒアルロン酸注入合わせて55万円。澤田さんはこれを冬のボーナスで一括払いするという。

私は未来に投資してるんです!

お次は左右の頬に6本もの糸リフトを入れる手術を決めた杉本祐子さん(36歳)。

「Instagramで『スワンクリニック銀座』福澤院長の糸リフトの仕上がりを見て、やるなら絶対に福澤院長にお願いしたいと決めてたんです」と語る。

36歳の杉本さんはぱっと見、とてもフェイスラインがゆるんでいるようには見えない。にもかかわらず、なぜ糸リフトで顔のたるみを引き上げたいのか。

顔のたるみが気になる杉本さん(36歳)

「整形は自己満足。人からどう見られていようとも、自分が“たるんでる!”って思った時点で気になっちゃうものなんです。それに今から糸リフトをしておけば、引き上げたところでお肌が癒着して、老化によるたるみを少しでも遅らせることができるそうです。私は未来に投資してるんです!」

糸リフトの施術の説明に使うボード

福澤院長は言う。

「糸リフトをされる方の年齢層は20代から60代と幅広いです。20代の方は丸顔をシャープに見せたいとフェイスラインを引き上げるために受ける方が多く、40代以降の方はほうれい線を引き上げるためや、シワ防止のために受ける方がほとんどです」

「スワンクリニック銀座」の福澤院長

また「スワンクリニック銀座」で採用されている糸にはコラーゲンを増産し、肌にハリやツヤを与える効果がありって肌質が改善されるため、「全年齢の女性に人気」だそう。

杉本さんは現在気になっているフェイスラインのたるみと、未来のたるみ防止のためにこの年末、44万円の手術費を一括で支払った。

整形はボーナスの一括支払いで!

最後は「SHERIE CLINIC新宿院」で眼瞼下垂の手術を受ける相沢美奈子さん(37歳)に話を聞いた。相沢さんが施術を受けるのを決めたのはYouTubeがきっかけ。「SHERIE CLINIC新宿院」の勝沼栄明院長による症例紹介動画を見て、決心した。なぜ年末かと聞いてみると、「ボーナス時期なのと整形バレしないため」だそう。

「SHERIE CLINIC新宿院」の勝沼院長

「彼氏には『今年は実家に帰るから会えない』と伝えてあるので、仕事納め後の29日に手術を受けます。1週間ほどダウンタイムがあって、4日に抜糸して5日に彼氏に会う予定です。目力アップした状態で会えるのが今から楽しみです」

そもそも眼科下垂とは、一体どんな状態なのか。勝沼院長に聞いた。

「眼瞼下垂は目の開きが悪い状態で、瞼が下がると老けた印象を与えがちなので、手術で引き上げることで目元がすっきりとし、若々しい印象を与えます。印象がガラリと変わるものではないけど、何か変わったねと言われるようなナチュラルな仕上がりの手術です」

目の開きをよくする手術だなんて、一体どんな大掛かりな手術なのかというと…?

眼瞼下垂とは何かを明解に説明してくれた

「麻酔をして上瞼を切開後、脂肪を膜の中に入れた“眼窩隔膜”を切開し、“挙筋腱膜”という瞼を開ける時に使う目の筋肉を露出させたのち、瞼の縁にある“瞼板”に縫縮します。瞼中央、内側、外側の3か所を縫縮し固定することで左右のバランスを取ります。1週間ほどは縫った跡がわかる状態なので、人によっては誰にも会いたくないからと年末や連休中などで行う人は多いです」

相沢さんは通常60万円以上する手術を、限定キャンペーンのモニター価格の48万円で受けた。「支払いはもちろん冬ボーナスで一括です」と言う。

しかし48万円もの金額を一括することに躊躇いはないのかと聞くと、即答だった。

「瞼が垂れてきたなー、やだなーって1年間過ごすのと、パッと決めて晴れ晴れとした気持ちで1年間過ごせるんだったら、私は前者を選択したい。自信をもって鏡を見られる毎日が得られるなら48万円は安いと思います。私、ブランド物とか興味なくて、ふだんモノにはお金を使わないので。実際に効果が得られるもので、自分にお金かけることは一切戸惑わないですね」

前出の福澤先生によれば「年末に当日予約で二重瞼手術したい! フェイスラインを引き上げたい! と駆け込んでくる方も多いですよ」とのこと。

新しい瞼、新しいフェイスライン、新しい膣で新年を迎える女性たち。高額な手術費もいとわないその根底には“美への執念”があった。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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