髭剃りには2種類ある。1つは電気カミソリ(シェーバー)を用いた電動式、もう1つがT字カミソリ等による手剃り式だ。どちらも同じ「髭剃り」の手段ではあるものの、電動と手剃りでは原理が大きく異なっている。
「電気カミソリは、生えている毛を網刃の目に入れて、その中のカッターで切るという仕組みです。そのため、そもそも網目に入らないくらい柔らかな産毛などは処理できません。“剃る”というよりも、草刈りなどの“刈る”に近いイメージです。
一方で、文字どおり髭を“剃る”のが手剃りです。皮膚の角質ごと、毛を剃り落としていきます」(竹内さん)