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「育児ストレスで涙もろく…」「勝手に戦友だと思ってます」五輪選手は育児に奮闘中のママたちにも勇気を与えていた⁉ 電気を消しボリュームも下げて観戦、そのとき夫は…

集英社オンライン / 2024年8月9日 11時0分

パリ五輪U-23日本代表は“歴代最強の五輪チーム”なのか? 元日本代表の見解「現時点では東京五輪やシドニー五輪世代のほうが実力は上だけど…」〉から続く

現在、開催中のパリオリンピック。SNSには、育児中のママたちによる「夜泣き対応のときオリンピックを観ていると気が紛れる」「夜間授乳中にオリンピックを見るのが楽しみ」という投稿が多数見られる。夜泣きや授乳のお供にオリンピックを見るのは「ママあるある」なのか?そこで今回、都内の公園でママたち100人を対象に街頭アンケートを行い、リアルな声を聞いてみた。

100人のママたちが語った「こんなときにオリンピックを見ています」一番多かった回答は…

 

「夜間授乳も五輪観戦しながらだとあっという間」

今回、夜間の育児が最も大変だと言われている0〜2歳児のママたち100人を対象に都内の公園で街頭アンケートを行い、リアルな声を聞いてみた。

なんとその結果、「オリンピックを観ていない」と答えたのは、100人中わずか22人で、78人ものママたちが「オリンピックを観ている」と答えた。

まずは「出産して、初めてオリンピックを真剣に観戦するようになった」と答えたママたちの声を紹介しよう。

「正直、今までオリンピックにまったく興味がなかったけど、今では授乳中の楽しみです。育児が辛いときでも、一生懸命がんばっている選手たちの姿を見ると勇気づけられますね。深夜の授乳中にたまたまテレビをつけたらオリンピックがやっていて、思わず見入ってしまったのがハマったきっかけです。育児のストレスで涙もろくなっているのか、毎晩感動して、泣きながら観戦しています」(20代育休中 0歳児のママ)

「旦那は仕事や飲み会でいつも家に帰ってくるのが遅いので、育児はほぼ毎日ワンオペです。孤独でよく心が折れそうになるのですが、オリンピックに出場している選手たちを見ていると、『こんなに努力している人たちもいるから私もがんばろう』という気持ちになります。オリンピック観戦がこんなに楽しみになったのは、人生で初めてです」(30代育休中 0歳児のママ)

「授乳って10〜20分くらいかかるから手持ち無沙汰になるんですよ。しかも、眠くても寝られないから夜間授乳はかなり辛い。でも、オリンピックを集中して観戦していたら、あっという間に授乳が終わるのでありがたいです。オリンピック選手たちのことは勝手に『戦友』だと思っています。『私の息子もこんな風に立派に育ってほしいなぁ』と思いながらいつも観てます」(30代育休中 0歳児のママ)

夜間授乳で我が子を寝かしつけるため電気を消してボリュームも小さくする家庭がほとんどだったが、なかにはこんな声も。

「旦那が毎晩、リビングでお酒を飲みながら大声で観戦しているので、嫌でもオリンピックは目に入ってきます。こっちは夜泣きで全然寝れなくて、体力的にも精神的にもボロボロになりながら、半寝状態で夜間授乳してるっていうのに…。正直、イラっとしますね。『旦那は能天気でいいなぁ』と思います」(30代専業主婦 0歳児のママ)

「おかげで親子ともに寝不足になってしまいますね」

次に紹介するのは、「もともとオリンピックをみていたけど…」とこたえたママたちだ。夜間断乳や卒乳、夜泣きもおさまりだした子を持つママが多かった。

「オリンピックは自分が子どものときからずっと毎回楽しみに観ています。だから、育児と直接関わりがあるかどうかは別として、いつも励みになってます。4年後のロサンゼルスオリンピックのとき、娘は5歳になるので、『次のオリンピックは一緒に観戦できたらいいなぁ』と思い描きながら観戦しています」(20代育休中 1歳児のママ)

「家族みんなで一緒にオリンピックを観て、娘と『小学校に上がったら、スポーツ何やろっか?』みたいな話をよくしています。娘は特にスケボーに興味津々です。『私もやりたい!』って言って、テレビの前で見よう見まねでエアスケボーをよくしています。今回は娘が生まれて初めての『記念すべきオリンピック』なので、娘が大きくなってから思い出話にできるといいなぁと思っています」(・30代専業主婦 2歳児のママ)

「夜、私が旦那と一緒にオリンピックを観ていたら子どもが起きてきて、家族3人でテレビの前で一緒に応援することがよくあります。早く寝ないといけないとわかっていても、ついつい夜中まで見入ってしまうので、おかげで親子ともに寝不足になってしまいますね」(・30代専業主婦 2歳児のママ) 

オリンピックを観ない派の意見は?

「オリンピックを観ない」と答えたママたちの声も紹介しよう。複数のママが「観る余裕もない」と夜間のワンオペ育児の大変さを物語っていた。

「うちの子は夜泣きが酷くて、毎晩悩まされています。あやすのに必死でテレビをつける余裕もないですね。テレビをつけてしまったら、上の子が起きてしまうかもしれないので、オリンピックは観たくても観られないです。ゆっくり観戦する時間が欲しいですね」(30代育休中  1歳児と3歳児のママ)

「育児で忙しくて、夜は疲れ切って寝てるのでほとんど観てないです。たまにお昼のニュースとかでチラッと結果だけ見ると『前回の東京オリンピックはまだ子どもが生まれる前だったから、旦那と2人でゆっくり観戦できたなぁ』と思い出して、正直ちょっと切ない気持ちになりますね」(30代育休中  1歳児のママ)

アンケートの結果、オリンピックでの選手たちの活躍は、多くの育児に奮闘するママたちの励みになっていることがわかった。

また、今回アンケートに答えてくれたママたちの中には、2016年のリオオリンピック開催直前に第一子を出産したという女性もいた。女性は当時を振り返ってこう語る。

「私は2016年7月に第一子を出産しました。息子が生まれたばかりの頃、ちょうどリオオリンピックシーズンだったので、深夜の授乳中にいつも一人で観戦していました。時差の関係で、毎日深夜でもリアルタイムで応援することができたので、育児中の密かな楽しみでしたね。ワンオペ育児中でも、オリンピックを観ると『頑張っているのは私一人じゃないんだ』という気持ちになり、かなり助けられました。

 それからというもの、オリンピックが開催されるたびに、当時の思い出がよみがえってきます。当時は言葉を話すこともできなかった我が子が、今ではオリンピック選手に憧れを抱いて、毎日バスケの練習に励んでいます。月日が流れるのは早いなぁと実感させられますね」(40代営業 8歳児のママ)

「リオ五輪で吉田沙保里さんが金メダルを獲れず泣いていた際、うちの子は夜泣きでギャンギャン泣いていました。旦那はイビキをかいて寝ていてまったく起きず、自然と涙がでた。今でもオリンピックをみると思い出しますね」(40代会社員2歳児、8歳児のママ)

ママたちは今日も戦っている。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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