小説すばる連載スパイ×音楽小説『ラブカは静かに弓を持つ』(以下『ラブカ~』)が刊行されました。
著者の安壇美緒さんにとっては、スパイ、クラシック音楽、法律……とまったく新しい領域を切り開いた、飛躍の一作になりました。
刊行を記念して、同じ小説すばる新人賞のご出身である篠田節子さんとの対談が実現。
デビュー以降、豊かな題材と綿密な取材を通して人間の心に迫られてきた篠田さんですが、連載開始時から『ラブカ~』のアイデアに興味を持っていたそう。
お二人に作品の舞台裏と未知の世界を描くことについてお伺いします。
聞き手・構成/タカザワケンジ 撮影/大槻志穂