一昔前なら、テレビドラマにおいては全話の世帯平均視聴率が二桁に乗ることがヒット作の目安になっており、一桁視聴率の作品はどんなに内容がよくても“不発”という扱いをされていたもの。
けれど現在放送中の恋愛ドラマ『silent』(フジテレビ系)は、第1話から第5話の世帯平均視聴率(※ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)は6.4%、6.9%、7.1%、5.2%、7.9%と低水準で推移。以前なら「大爆死」「打ち切り危機」などと報じられてもおかしくない数字だが、『silent』は大ヒットと言っても過言ではない盛り上がり方をしている。
近年、『silent』に限らず、視聴率が一桁台でも高評価され、ヒット作となっているドラマが増えてきているが、どういった要因があるのだろうか。