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ULA、アトラスVで気象衛星と新型熱シールドの技術実証機を打ち上げ

sorae.jp / 2022年11月11日 17時29分

【▲「アトラスV」ロケット(Credit: ULA)】

【▲「アトラスV」ロケット(Credit: ULA)】

ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)は日本時間2022年11月10日、同社の「アトラスV」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた気象衛星「JPSS 2」の軌道投入と、技術実証機「LOFTID」の実験はどちらも無事に成功したことを、ULAが公式サイトにて報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:アトラスV 401(JPSS 2 & LOFTID)

ロケット:アトラスV 401
打ち上げ日時:日本時間2022年11月10日18時49分【成功】
発射場:ヴァンデンバーグ宇宙軍基地(アメリカ)
ペイロード:JPSS 2&LOFTID

■ペイロード情報: JPSS 2 & LOFTID

JPSS 2(Joint Polar Satellite System spacecraft No. 2)は、アメリカ航空宇宙局(NASA)とアメリカ海洋大気庁(NOAA)が運用するJPSS(共同極衛星システム:Joint Polar Satellite System)の2番目の気象衛星です。JPSS 2の設計・製造を担当したのはノースロップ・グラマンで、衛星バス「LEOStar-3」が用いられており、2017年11月に打ち上げられた「JPSS 1」と同等性能であると見られています。また、NASAは2028年に「JPSS 3」、2032年に「JPSS 4」の打ち上げを計画しています。

LOFTID(Low-Earth Orbit Flight Test of an Inflatable Decelerator)は、膨張式熱シールドの技術実証機です。従来の熱シールドはロケットのフェアリングにサイズを制約されていますが、膨張式の構造を採用すればフェアリングよりも大きなサイズの熱シールドを作ることができるため、より大きくて重いペイロードを目的地に送り込むことができるようになります。膨張式熱シールドは火星有人探査をはじめ、将来の火星・金星・タイタンなどでのミッションや、地球への帰還時に利用することが想定されています。

【▲実験を終えて回収された「LOFTID」(Credit: ULA)】

【▲実験を終え太平洋上で回収された「LOFTID」(Credit: ULA)】

■打ち上げ関連画像・映像 【▲アトラスV 401(JPSS 2 & LOFTID)のアートワーク(Credit: ULA)】

【▲アトラスV 401(JPSS 2 & LOFTID)のアートワーク(Credit: ULA)】

LIFTOFF! The final @ULALaunch Atlas V rocket to soar from @SLDelta30 is on its way to deliver two separate missions to Earth orbit: #JPSS2 and #LOFTID. pic.twitter.com/Kg5Cns0Dwt

— NASA (@NASA) November 10, 2022

 

 

Source

Image Credit: ULA, NASA ULA - United Launch Alliance Enables Advanced Weather Forecasting with Launch of Climate Monitoring Satellite for NOAA and NASA NASA - NOAA’s JPSS-2

文/sorae編集部 速報班

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