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中国、長征6号改ロケットの打ち上げに成功 環境観測衛星「雲海3号」を搭載

sorae.jp / 2022年11月29日 16時7分

中国は現地時間11月12日、「長征6号改」(長征6A)ロケットの打ち上げに成功しました。中国航天科技集団有限公司(CASC)によると、打ち上げと衛星の軌道投入は成功したということです。

【▲ 発射台で打ち上げを待つ長征6号改ロケット(Credit: CASC)】

【▲ 発射台で打ち上げを待つ長征6号改ロケット(Credit: CASC)】

長征6号改ロケットは、中国標準時2022年11月12日6時52分に、中国北部の太原衛星発射センターから打ち上げられました。同ロケットには、環境観測衛星「雲海3号」(Yunhai-3)が搭載されており、軌道へ投入されました。

雲海3号と長征6号改ともに上海航天技術研究院(SAST)によって開発されました。詳細が明らかになっていませんが、CASCによると、雲海3号は大気や海洋の環境調査、空間環境モニタリング、防災・減災、科学実験などの分野で使用されるということです。

【▲ 輸送中の長征6号改ロケットのフェアリング(Credit: CASC)】

【▲ 輸送中の長征6号改ロケットのフェアリング(Credit: CASC)】

長征6号改は、コア機体(第1段・第2段)と最大4本のロケットブースターで構成されています。ロケットの全長は50m、打ち上げ時の重量は約530tで、高度700kmの太陽同期軌道に4t以上のペイロードを投入する能力を持ちます。長征6号改のコア機体を囲むように配置されたロケットブースターは、中国では初となる固体燃料を使用したロケットブースターです。

一方で、大手宇宙メディアSpace.comによると、アメリカ宇宙軍第18防衛飛行隊(18th Space Defense Squadron)は11月13日、長征6号改の上段部分で衛星分離後に何らかの障害が発生し、複数の破片に分裂したと報告しています。高度500~700kmを周回する50以上のデブリが確認されており、同部隊は衝突リスクを定期的に評価するため追跡を行うということです。

#18SDS confirmed breakup assoc w/ CZ-6A R/B (#54236, 2022-151B) - likely occurred Nov 12 @~0525 UTC. Tracking 50+ associated pieces @ est. 500-700km altitude & incorporating into routine conjunction assessment to support spaceflight safety. @ussfspoc @US_SpaceCom @SpaceTrackOrg

— 18th Space Defense Squadron (@18thSDS) November 13, 2022

 

Source

Image Credit: CASC CASC - 长征六号改火箭成功发射云海三号卫星 CASC - China launches new environmental satellite SAST - 长征六号甲火箭成功发射云海三号卫星 Space.com - Chinese rocket body breaks up in orbit after successful satellite launch

文/sorae編集部

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