「ふたご座流星群」は12月14日16時頃に極大! 三大流星群の1つ 1時間に最大40個ほど
sorae.jp / 2017年12月8日 13時55分
季節は12月に入り、いよいよ年末も近づいています。そんな中、今月の12月14日16時頃には三大流星群のひとつとなる「ふたご座流星群」が極大となるんです! 今年は観測条件もよく、1時間に最大40個ほどの観測が期待できそうですよ!
ふたご座は黄道十二星座の1つで、α星に2等星のカストル、β星に冬のダイヤモンドを形成する1等星のポルックス、散開星団のM35を有します。その由来は、ギリシア神話ではゼウスがスパルタ王妃のヘラを好きになり、その元に白鳥となって降り立ちます。その後ヘラが2つの卵を出産し、その片方から兄のカストルと弟のポルックスが誕生。後に不死のポルックスが死ぬ運命にあるカストルを嘆き、自分の不死性を兄に与えたことでふたご座として星座になったとされています。
そしてふたご座流星群は小惑星ファエトン((3200)Phaethon)を母天体とする流星で、毎年12月4日〜17日に極大を迎えます。また「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」とともに三大流星群の一つに数えられ、多いときには1時間に40個以上の流星が観察されます。流星電波観測国際プロジェクトによれば、極大時の最大の出現数を指す天頂出現数(ZHR)は120、明るい彗星の割合を示す光度比は2.6、対地速度は35km/sです。
さて観測にあたってですが、今年のふたご座流星群が極大となる12月14日16時頃は昼間なため、見頃は13日深夜となる予定です。もちろん、12日深夜や14日深夜も流星群が観測できるでしょう。さらに今年は月の影響も小さいため、2017年は観測に適した年といえそうです。
tenki.jpの星空指数をみると、13日は東京は晴れ、また12日と14日も晴れとなっており、天候状況もよさそう。寒さ対策だけには気をつけて、今年最後の3大流星群を楽しみましょう!
Image Credit: 国立天文台
■ふたご座流星群が極大(2017年12月)
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2017/12-topics02.html
■流星電波観測国際プロジェクト
http://www.amro-net.jp/meteor-info/12_geminids_j.htm
(文/塚本直樹)
この記事に関連するニュース
-
超大質量ブラックホールM87*の降着円盤は一部が逆回転している可能性が判明
マイナビニュース / 2025年1月23日 16時14分
-
【銀座コージーコーナー】パケ買い必至!宇宙がテーマの「コスモリリック」がバレンタイン限定で登場♡
東京バーゲンマニア / 2025年1月22日 18時32分
-
1月14日の月が教えてくれるヒント 【今日は満月】大切な人と一緒に過ごす
CREA WEB / 2025年1月14日 0時0分
-
今夜、火星と地球が2年に一度の最接近 距離約9600万kmまで近づく
ウェザーニュース / 2025年1月12日 12時0分
-
2025年1月の星空情報:12日は火星と地球が最接近
sorae.jp / 2025年1月7日 21時8分
ランキング
-
1今年も大量廃棄「ご利益なんてない」売れ残った恵方巻きに疑問噴出、米不足も批判に拍車
週刊女性PRIME / 2025年2月5日 8時0分
-
2「五十肩」を最もスムーズに改善する方法…じっと安静はダメ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月5日 9時26分
-
3「那智の滝」で滝つぼ凍る 和歌山の世界遺産、白く雪化粧
共同通信 / 2025年2月5日 10時26分
-
4「あれ?今日、オレだけ?」内定式で知った衝撃の事実 採用難が生む異常事態
まいどなニュース / 2025年2月5日 7時20分
-
5「23歳と29歳の時、突然クビに」2社を不当解雇で訴えた男性。総額4700万円の和解金を勝ち取れたワケ
日刊SPA! / 2025年2月5日 8時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください