進む中国の宇宙開発。低軌道5G衛星を年内打ち上げで宇宙からインターネット環境を構築
sorae.jp / 2019年12月19日 17時20分
中国初の民間5G衛星が2019年内に、快舟1号甲(Kuaizhou-1A:KZ-1A)ロケットで打ち上げる予定であると中国の大手メディアが報じています。
快舟1号甲ロケットに搭載予定の5G衛星は、2018年に設立した中国企業「銀河航天(GalaxySpace)」が独自に開発した「銀河一号Yinhe-1(Galaxy-I)」です。Q/V帯域に対応した約200gの人工衛星であることが分かっています。また、軌道高度は1,200kmで30万平方kmをカバーし、上海の50個分の広さに相当します。低軌道通信衛星は、世界40億の通信環境が乏しい地域に住むユーザーに快適なインターネット環境を提供することができます。
GalaxySpaceの創設者で会長兼CEOの徐明(Xu Ming)氏は、「当社は低コストで高性能な5G衛星を開発し、宇宙インターネットの環境を構築した。今後はデジタル格差を埋めていくだろう」と語っています。
なお、快舟1号甲ロケットは12月29日に、中国甘粛省の酒泉衛星発射センターにて打ち上げ準備が進んでおり、銀河一号Yinhe-1(Galaxy-I)はこのタイミングで打ち上げられると予測されます。
Image: China News Service
Source: Ecns
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