1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン」と「エヴァ15」どちらが勝てる?パチプロがエヴァ4機種を徹底分析

日刊SPA! / 2024年2月4日 8時25分

写真

パチンコ雑誌のDVDやYouTubeなどで、パチンコ台の解説の仕事も行っているミネッチ氏

◆「ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン」は勝てるのか?
 パチンコ界のコメンテイターは得意げに「前作よりも突入率がアップした高性能な機種」と長所ばかりをピックアップするけれど、誰かの原稿を読まされたようなセリフに常勝のヒントなどはない。本当にヤレるマシンだったら、「もう、これ以上は勘弁してくれよ」と店長さんが形相を変えて飛んでくる。そして「当店は特殊な打法を禁止しておりますのでルールに従っていただけますか?」だったり、「ご退店願います」と警告されてしまうはずだ。

 タチの悪い個人店だと、「てめえ!」と呼ばれて有無を言わさず出玉没収。逆に付け入る隙のないマシンならば、椅子に座っただけで店長は「キャッキャ」と大喜びするはずだ。さあ、客つき上々のシンエヴァはどっちだ。

◆「Typeレイ」と「Typeカヲル」の違いは

 2023年12月18日に2タイプが同時リリースされたわけだが、1日で体感できるほどのスペック差はない。それなのに、人気があるのは「Typeレイ」のみ。台枠に綾波レイ(ロングヘア)のオブジェが搭載されており、たしかに高揚感がある。

 これに比べて玉に接触することなく遊技できるスマートパチンコの「Typeカヲル」は、質素なフォルムで客の目を引かない。まるで人気のないカラーを混在させて人気色の購買欲をそそるUNIQLOのヤリカタと同じ。これが意図的ならば、かなり尖った戦略だ。

 とはいえ客離れの激しいパチンコ業界に、この導入台数は多すぎた。すでに椅子取りゲームのような期間は過ぎ去り、客側が「どこで打とうかな」と選択できる状況になってしまった。そんな経緯があって、早くも「薄利営業するから、ご来店ください」と言わんばかりにヘソのアケを見かける。

◆シン・エヴァの位置付け

 導入台数の多い「Typeレイ」は、東京都の平常営業日だと1000円あたり16.5回転ほど。さらに店舗のLINEやXのポストで「シンエヴァ」の写真が添付される日には、1000円あたり18回転くらいで遊ばせてくれる。ただし、アタッカーへの余剰入賞狙いの効果が薄く、出玉は発表値よりも少ない1ラウンド139個ほど。

 コメンテーターたちは「シンエヴァTypeレイは、旧作エヴァ15の上位互換ですよ~」なんて言うけれど、いやいや、ホールでの実戦値は違う。

 ハンドルをヒョイと捻ってアタッカーに「10→11」と入賞させてやれば、1ラウンド143個ほど獲得できる。ようするに銭ゲバなパチンカーからすれば今作はプロ対策ver.で、「エヴァ15」の下位互換機なのだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください