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元大手銀行「リストラ課」が明かす、“お金が逃げていく”3つの行動

日刊SPA! / 2024年2月19日 15時54分

筆者が担当していた問題先では、少々極端かもしれないが、こんなエピソードがある。銀行から会社へ「××という補助金が区から打ち出されるから、申請してみてはどうか」という情報を提供しても、無関心。経営者へ「NISAが始まったから、節税に活用してみてはどうか」という情報を提供しても、反応はいまいち。結局、うやむやになったまま、法人でも個人でも赤字を垂れ流し続けていた。

お金に関する情報収集をするためには、本や雑誌を見るのが一番だ。もし本屋へ行くのが億劫なら、YouTubeで動画を観たり、ネット記事で自分の感覚に近いものを軽く読んだりするだけで、だいぶ違ってくるだろう。

◆お金が逃げていく行動③「現在だけに目を向けている」

お金が逃げていく人のもう一つの特徴は、目先のことしか考えていないことだ。

目先の楽しみや利益に囚われて将来のことを考えないと、不測の事態に対応できなくなる。必要なものへの「投資」はするべきだが、自分の欠乏を埋めるための「浪費」は避けた方が賢明だ。

消費者金融やカードローンに頼ったりすると、短期的には満足できるかもしれないが、長期的にはお金の負担が増えてしまう。リボ払いは、結婚式やハネムーンなど、必要不可欠な時以外はお勧めしない。利息が高すぎて、割に合わないからだ。

ざっくりでいいので「〇歳までにいくら貯めたい」「毎月××円を貯金にまわす」という目標や計画を立てれば、予算や貯金を管理しやすくなる。

こうして散財には注意しながら、余ったお金は「自分へのご褒美」でもなんでも好きに使えばいい。節約ばかりではつまらないし、絶対に続かないからだ。

◆自然とお金が貯まるようになる?

今回は「リストラ課」として問題先を担当してきた経験から、お金が逃げていく3つの行動を紹介した。1つ目は、収支を把握していないこと。2つ目は、お金に関する情報収集をしないこと。3つ目は、目先しか考えていないことであった。

もし、思い当たるものが1つでもあった場合は、少しだけ行動を変えてみてはどうだろうか? “なぜかお金が貯まらない”から“自然とお金が貯まる”ようになるかもしれない。

<文/綾部まと>

【綾部まと】
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother

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