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コインランドリーで「大便を撒き散らした男」が裁判で語った“衝撃理由”…前科16犯、ホテルのテレビに尿をかけたことも

日刊SPA! / 2024年2月20日 8時53分

◆警備法廷で行われた意外な理由

 この裁判は、東京地裁の「警備法廷」が使用された。「警備法廷」とは、芸能人や活動家、暴力団関連の事件など“暴動”を想定し設けられた特別な法廷であり、傍聴人らはノートやポケットティッシュの中身までチェックされるほどに厳重な手荷物検査を通過しなければ入廷できない。

 では、なぜ今回の裁判が警備法廷が使われたのか。実は、Aは“傍聴マニア”だったからなのだ。

「彼は、刑務所を出ると、まっしぐらに東京地裁に戻ってきます。顔見知りの仲間や、親密な交友者がいるからでしょう。加えて、東京地裁には、学生などの一般傍聴人がやたら多いです。学生などに話しかけて、事件や法律のウンチクでも言えば『へえ~、よく知ってますね~』と褒められる。このことは彼にとっては無上の喜びなのでしょう」(前出のF氏)

 筆者も高校生のころは、よくAに声をかけられていた。学生が一人で傍聴しているからか、マークされたようだ。

◆「お騒がせな傍聴マニア」ということは周知の事実だった

 それだけではない。Aは裁判所内で警備員や一部の傍聴人に罵声を浴びせかけるなどしており、トラブルから警察が駆けつけることもあった。裁判所職員からは、お騒がせな傍聴マニアとして目を付けられていたために、「警備法廷」という措置になったようだ。

 それゆえに、Aが姿を消したことはすぐにわかってしまう。そして数年後、再び現れては、姿を消す……。これの繰り返しである。

“コインランドリーの迷惑客”は、“裁判所の迷惑客”でもあったようだ。

取材・文/学生傍聴人

【学生傍聴人】
2002年生まれ、都内某私立大の法学部に在籍中の現役大学生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴にハマり、傍聴歴6年、傍聴総数900件以上。有名事件から万引き事件、民事裁判など幅広く傍聴する雑食系マニア。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行っている。

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