“60歳未満お断り”のシニア専用風俗嬢が語った、高齢者と性「80代半ばの男性は、私と会うことが生きがいに…」

「こういう仕事をしているので、キレイにしようと思うじゃないですか。そうすると、生活にもハリが出るんです」

　巻き髪を揺らしながら、彼女は微笑んだ。

◆お店のキャッチコピーは「60歳未満、お断り」

　一方、キャストではなく客に年齢制限をしているお店もある。

「60歳未満、お断り」をキャッチコピーに掲げる「こころあわせ」は高齢者専用のデリヘルだ。

「お客様は会話やデートの時間を重視している方が多いですね。『定年退職して何も楽しみがないなかで、このお店を知って、女のコとイチャイチャするようになった。これを楽しみにこれからも頑張っていけそうだよ』などとおっしゃってくれます」

　こう話すのは、副業で同店に勤務する会社員のまりこさん（23歳）だ。客には体が不自由な人もおり、接客には細かい配慮が必要だと話す。

◆風俗で女性と会うこと自体がアンチエイジングに

「よくいらっしゃるお客様に80代半ばの方がいるのですが、『食欲もなくて、夜も眠れない』などと弱音を吐かれるんです。でも、性欲はあるそうで、勃ったり射精したりはないのだけど、イク感覚を求めていらっしゃいます。

実際、イッた後は脱力感がすごく、呼吸も苦しそうなので、『大丈夫？』と声をかけながら横についていてあげます。この方は、私と会うことが生きがいになっているとお話しされるんですが、風俗で女性と会うこと自体がアンチエイジングになっているのかなと最近は感じますね」

取材・文・撮影／週刊SPA!編集部