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「4℃(ヨンドシー)」が大量閉店した納得の理由。“女性に敬遠される”のは過去の話に――大反響トップ10

日刊SPA! / 2024年3月16日 8時45分

◆アパレル事業に助けられたヨンドシー

 ヨンドシーが、ブライダル専門店を次々と退店できたのにはわけがあります。アパレル事業が好調なのです。2023年2月期のジュエリー事業の売上高は横ばいでしたが、会社全体では3.6%の増収でした。6期連続の減収から一転して増収へと向かった要因が、アパレル事業でした。

 ヨンドシーの2023年3-8月の売上高は前年同期間比3.2%増の191億1000万円。アパレル事業の売上高は、10.1%も増加して112億3700万円。ジュエリー事業は5.2%減の78億7300万円でした。今や、ヨンドシーはアパレル事業の売上高がジュエリー事業を上回っており、会社全体の業績をけん引しているのです。

 継続的に出店しているのが「パレット」。デイリーファッションと銘打ち、リーズナブルな洋服や肌着、靴下などを販売しています。スーパーマーケットなどと併設していることが多く、ターゲットはしまむらと重なります。

 一見すると、若者向けのジュエリーを展開している会社のブランドとは思えません。しかし、ターゲットの違いがリスク分散となり、結果として経営基盤の安定に寄与しました。アパレル事業で増収を成し遂げ、その裏でジュエリー事業の改革を行って利益率を高めようとしています。

<TEXT/不破聡>

【不破聡】
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界

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