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「鳥貴族」が札幌に続々進出。地元チェーン「串鳥」と焼き鳥戦争が勃発中

日刊SPA! / 2024年3月20日 8時52分

店内は平日の夜ということもあり、スーツを着た仕事帰りのサラリーマンが多く利用していた。席は半分以上埋まっており大賑わいで、「串鳥」と遜色ない客の入りだと感じた。
筆者が案内された「鳥貴族」の座席は、2~4人用のテーブル席。店舗ごとの違いなのだろうか、「札幌駅南口点」ではカウンター席が2席のみ設置されていた。一方、「串鳥」はカウンター席が店の中心にあることが多く、大まかだが席数はボックス席と同じ人数くらいの印象だった。「串鳥」のカウンター席は、店員らが使用するドリンクバーを取り囲むように並んでいるのも特徴である。

さっそくビールといくつかのフードメニューを注文。「鳥貴族」ではタブレットでフードメニューなどを注文するが、「串鳥」では店員に口頭で注文する。ただ「串鳥」でも最近、スマートフォンでQRコードを読み取って注文する「モバイルオーダー」を導入している。

◆「ご飯セット」が魅力の鳥貴族、串鳥は無料の「スープ」が名物

「鳥貴族」の基本メニューで面白いと感じたのは、通常のメニューの味の多さ。といっても、「たれ」「塩」に加えて「スパイス」の1種類が増えたのみだが、「串鳥」には「スパイス」味がない。実際に食べてみると、ハーブのような風味が口の中に広がった。「スパイス」は初体験で、「串鳥」では味わえない味だった。また、「串鳥」にはない「ご飯セット」があるのも大きな違いで、白米の量を200g、250g、300gの中から選択。付属で「温泉卵」と「たくあん」、「お吸い物」がついているのも魅力であり、夜ごはんとして食べる選択肢もあるのではないだろうか。

「串鳥」も負けてはいない。筆者が魅力だと感じているのは、サービスで付いてくる「鶏がらスープ」と「大根おろし」だ。「鳥貴族」にはいわゆるお通しのようなものがなく、入店直後に「スピードメニュー」を注文する場合もあるが、「串鳥」ではこれで十分である。ちなみに、筆者は鶏がらスープの中に大根おろしを入れて一緒にいただく。どちらともおかわり自由なので、「串鳥」を利用する機会があれば、ぜひ試してほしい。

◆鳥貴族はなぜ札幌だけ3店なのか?

現在、北海道では札幌にしかない鳥貴族だが、なぜ他地域には出店していないのだろうか? そこで鳥貴族に取材を申し込み、鳥貴族FC事業部の枚田年充さんに話を聞いた。

まず、オープン後の客足について。「串鳥」がある中で「鳥貴族」は苦戦しているのではないかと思っていたが、「多くのお客様にご来店いただけており、おかげさまで終日盛況な賑わいとなっている」(牧田さん、以下同)とのこと。「鳥貴族ブランドに対する期待値の高さを実感している」そうで、札幌で成功した要因について「均一価格など、道民の方に鳥貴族ブランドを受けいれていただけた」と好調さを実感している模様だ。

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