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「外回りと見せかけて…」上司とラブホに行った銀行員、支店長に目撃されてしまった顛末

日刊SPA! / 2024年3月21日 15時53分

◆制裁によって、二人は自然消滅

この課長も女性行員も営業成績が良く、仕事ができる人たちだった。支店長は、そんな二人を失うのは惜しいと考えた。そもそも女性行員の担当する取引先の近くに、ラブホがあることが元凶なのではないか……そこで支店長は担当替えを行った。ラブホ近くの取引先を、別の課員に担当させることにしたのだ。

この急な担当替えにより、二人は感づいたのだろう。両者とも出世コースを歩んでいて、キャリアを失いたくなかった。彼らのやり取りはそっけなくなっていき、傍から見ていて「あぁ、あの2人は終わったんだな」ということが分かった。

◆②新入行員の実家にラブレターを送り続ける40歳

銀行のシステムに名前を打ち込むと、あっという間に住所や家族構成、実家の住所が特定できる。これは時として、恋愛に悪用されることがある。

たとえば、こんなことがあった。40代の男性行員が、22歳の新入行員に恋をしてしまった。毎日せっせとラブレターを書いてこっそり渡すのだが、一向に返事がない。痺れを切らした男性行員は、彼女の実家にラブレターを送りつけた。

彼女の実家は北海道で、両親は驚いた。娘には大学時代から両親公認の彼氏がいて、結婚を見据えて付き合っていたはずだったからだ。彼女は手紙について、両親から問いただされた。しかし半沢直樹の「倍返し」ではないが、ここで終わらないのが銀行員である。

◆「やられたら、やり返す。倍返しだ」女性行員の反撃が始まる

彼女は激怒して、銀行のシステムを使って男性行員の住所を調べ、そこに今まで受け取った手紙を全て送りつけた。彼には妻も子供もいるのに、である。全くめげずに、愛を伝え続ける男性行員。しかし女性行員は先輩には相談したものの、上司に相談することは決してなかった。

それは銀行は信賞必罰ではないからだ。良くて喧嘩両成敗か、最悪のケースには声を上げた方が負けて、飛ばされてしまうこともある。彼女もそのことをよく分かっていたので上には言わずに、手紙送り合戦を続けた。後に片方が異動になり、この恋愛沙汰は解消された。

◆「石橋を叩いて、叩き壊す」恋愛はしても事件には至らない

このように、職場での恋愛が多い銀行員だが、裁判沙汰や離婚にまで発展するケースは少ない。

銀行員は、普段から散々リスクを重視して仕事をしている。火遊びはするものの、相手の家庭をぶち壊しに行ったり、不倫したもの同士で結ばれるという極端な例は、ほとんどない。大きな冒険をしたがらないのは、職業病なのだろう。

<文/綾部まと>

【綾部まと】
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother

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