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「大人向けのおもちゃ」が売れまくる理由。2大メーカーは“競技化”で更なる高みに――仰天ニュース・大反響トップ10

日刊SPA! / 2024年3月29日 15時44分

 全国に筐体を設置し、アニメのキャラクターや自動車、動物などの様々な玩具を販売しています。昭和世代には、ガチャガチャは子供向けというイメージが根強いですが、商品のクオリティは各段に上がりました。手軽に可愛いものが手に入ることから、女性から支持されているのも特徴です。

 ハピネットが行った調査(「カプセルトイの大人需要実態調査」)によると、30代女性の2人に1人が大人になってからガチャガチャを購入したことがあると回答しています。

 タカラトミーの「ガチャ」は、韓国の人気グループ「TOMORROW X TOGETHER」のアクリルスタンドや、大人が楽しめるリカちゃんシリーズ、ハローキティなつかしアイテムミニチュアコレクションなど、大人の女性を狙い撃ちした商品を数多く送り出しています。

◆ベイブレードは「スポーツに進化」

 ガチャガチャは市場が拡大している点も見逃せません。

 日本玩具協会によると、2022年のガチャガチャの市場規模は前年比35.6%増の610億円。2012年は270億円でした。10年で2.3倍に拡大したことになります。

 タカラトミーは筐体の設置場所を拡大し、市場のシェア獲得を強化しています。

「ガチャ」以外でも、大人をターゲットとした商品開発が目立ちます。それが顕著に出ているのが「ベイブレードX」。キャッチフレーズは「もう、遊びじゃない。」とされており、スポーツという位置づけです。スマートフォンアプリと連携する仕様も追加されており、強さの記録などを残すことができるようになりました。

 玩具は少子高齢化で先細りが懸念されている業界。タカラトミーは年齢層を広げて顧客開拓に動いています。

<TEXT/不破聡>

【不破聡】
フリーライター。大企業から中小企業まで幅広く経営支援を行った経験を活かし、経済や金融に関連する記事を執筆中。得意領域は外食、ホテル、映画・ゲームなどエンターテインメント業界

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