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「大人向けのおもちゃ」が売れまくる理由。2大メーカーは“競技化”で更なる高みに――仰天ニュース・大反響トップ10

日刊SPA! / 2024年3月29日 15時44分

 ONE PIECE FILM REDが2022年8月に公開され、シリーズ史上最高となる1500万人近い観客動員数を記録。昨年は日本中がONE PIECEブームに沸きあがりました。

 バンダイナムコは、映画の公開に合わせた絶妙なタイミングである2022年7月に「ONE PIECEカードゲーム」を発売していました。このカードは、従来のコアなカードゲームファンだけでなく、ONE PIECE好きのライトユーザーの獲得にも成功しました。今後は定期的に大会を開催し、ファンの定着を行うとしています。「ONE PIECEカードゲーム」がキラーコンテンツの一つとなるのか、注目したいところです。

◆ガンダムSEEDの新作で増収に拍車がかかる?

 ガンダムの好調も見逃せません。2022年10月から放送を開始したアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』がスマッシュヒット。放送中はX(旧Twitter)で何度もトレンド入りするなど、大きな話題となりました。

 このシリーズは女性が主人公であり、ストーリーに会社経営や企業間の競争を盛り込むという意欲作。既存のガンダムファンとは別の層にリーチするという狙いがありました。

 斬新な設定と魅力的なキャラクターが奏功し、一躍売人気シリーズに押し上げられました。その勢いは、ガンダムのトイホビーが昨年と比較して1割以上伸びていることからもよくわかります。

 2024年1月は劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の公開を控えています。このシリーズは女性ファンを多く獲得したとして有名なもの。少女漫画風の美形キャラが新たなファンを獲得しました。

 映画は20年ぶりの新作続編。2023年8月からは総集編の上映などを行ってファンの期待を高めてきました。下期はクリスマス商戦に加え、ガンダムSEEDのフィギュアなどで更なる増収に拍車がかかるかもしれません。

◆タカラトミーのガチャは「女性から支持される」

 一方のタカラトミーは2023年4-9月の売上高が、前期比7.9%増の960億円でした。合併以降、上半期で過去最高売上を更新しました。

 増収をけん引しているのが「ガチャ」。いわゆるガチャガチャのことで、タカラトミーアーツが手掛ける大人向けの玩具です。

 同社は2023年3月期の売上高が353億円となり、前期比2割の増収となっていました。今期に入っても引き続き好調を維持しています。

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