35歳になった“ガテン系モデル”の現在地「芸能活動が厳しい時期もダンプの仕事に救われた」
日刊SPA! / 2024年4月2日 8時53分
だが、まだ当時は仕事へのひたむきな姿勢が足りず、“しくじり”を経験したと古澤さんは話す。
「当時は世間知らずだったこともあって、モデルの仕事を依頼されても、気が乗らないときは“ばっくれ”していたんです。それを繰り返していたら、次第に声が掛からなくなって。
そのときに初めて、仕事のありがたみがわかったというか。オファーがあることの大切さ、真面目に仕事へ取り組むことの重要性にあらためて気づきました」
以来、ギャル系雑誌『JELLY』や『nuts』での読モ活動や、写真週刊誌『FLASH』での水着グラビアなど、芸能活動の幅を広げていく。
◆芸能活動が厳しい時期も「ダンプの仕事」に救われた
22歳で高校卒業後、“ガテン系モデル”として注目を集め、「踊る!さんま御殿!!」や「ヒルナンデス!」、「スクール革命!」(以上 日本テレビ系)、「ダウンタウンDX」(読売テレビ系)といった地上波のテレビ番組にも多数出演した。
しかし、ひと通りのマスメディア露出が落ち着くと、特に一芸に秀でたものがなければ、継続的に出演オファーをもらうのは難しくなる。
古澤さんも、いっとき芸能の仕事が増えた時期もあったが、熱が冷めた後は、仕事が一気に減ってしまったと吐露する。
芸能活動の厳しさに直面したなかで、救いになったのは10代から続けてきた「ダンプの仕事」だった。
「22歳で高校を卒業し、大型免許を取得したことで、ダンプ運転手の仕事の幅が広がりました。この仕事の最大の利点は『仕事量を調整できる』こと。芸能の仕事は急に入ることもよくあるので、うまくスケジュールの融通を利かせられたのは大きかったですね。
家族経営の会社だったからこそ、いきなり休みを申し出ても許されたというか。逆に芸能の仕事が減っても、そのぶん実家の仕事を頑張ればいいので、そういう意味では今でも家族には本当に感謝しています」
◆ダンプ運転手は“天職”
古澤さんにとって、華やかな芸能の仕事は「陽」、ダンプ運転手の仕事は「陰」。
どちらの仕事もなくてはならないもので、同時にふたつの人生を歩んでいる感覚だという。
「もちろん、ダンプ運転手の仕事で辛いこともあります。起床は朝3時半。長時間の運転による腰の疲労。夜遅くまでのクラブ遊びや飲み会に参加できないなど、仕事の都合でどうしても大変に思う場面も、全くないわけではありません。それでも、私にとってダンプ運転手は“天職”だと思っています」
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