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ダイエットに1150万円費やした30歳女性。10kg痩せても満足できず…目が覚めた「母親の言葉」

日刊SPA! / 2024年4月4日 8時52分

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昔からモデルの菜々緒のような体形に憧れていたという福原絵里さん(仮名・30歳)

ソーシャルゲームへの課金中毒が話題になって久しいが、見渡せば婚活、美容整形、ダイエット、中学受験……あらゆる課金沼が口を開けて待っている。もはや社会問題化しつつあるこの底なしのシステムに、なぜ人々はハマり、抜け出せなくなるのか? 彼らの切実な胸の内に迫った。
◆ダイエット地獄の始まりはコンプレックス

幼少期からのコンプレックスがもとで課金地獄に陥る人も多い。理想の体形を手に入れたいとダイエットに1000万円以上も費やしてきたのは福原絵里さん(仮名・30歳)。身長は165cmあるという。「本当は45㎏まで減らしたかったのですが……」とこれまで課金してきたダイエット地獄の数々を語ってくれた。

「昔からぽっちゃり体形なのが悩みでした。20歳のときに『寝てるだけで痩せられる』というネット広告を見つけ、女性向けエステ店の無料モニター体験に行ったんです。簡単な施術でしたが、なんとなく効果があるように思えて、『今ならキャンペーンで安い』という誘い文句もあり、30万円分の回数券を一括購入しました」

◆1年で5㎏減量するもさらなる課金を決断

そこから週1回の痩身エステに通い、店からの減量指導もあり1年で5㎏減量した。しかし、「ここでやめたら努力がムダになる」と担当者に説き伏せられ、さらなる課金を決断する。

「それまでは塾講師のバイトと貯金で賄っていましたが、お金が回らなくなりキャバクラに勤め始めました。でも周りはきれいで細いコばかり。私の容姿について掲示板で書かれているのを見て『もっと痩せなくちゃ』とさらなる強迫観念に駆られました」

さまざまなオプションが加算され、気づけば2年間で300万円以上つぎ込んでいた。

◆課金しても痩せられず過食嘔吐を繰り返す

そこから就職を機に、エステ課金はさらに加速する。

「年収は約400万円弱。そこから逆算して2年間で200万円のコースを契約しました。ほかの友達が旅行に行って遊んでいる間も、私は実家と職場とエステを巡回する日々でした」

結局、200万円コースをさらに更新。6年間で合計850万円を費やした計算だ。

「その時点で体重は10㎏減っていましたが、数字的にまだ痩せられるという思いが強かった。体重が落ちないストレスで過食と嘔吐の繰り返し。お金が足りなくなったときは、単価のいいセクキャバやパパ活で賄いました」

◆エステの次に手を出したのは「脂肪吸引」

やがて「エステではこれ以上は痩せられない」と悩んだ福原さんが次に手を出したのは「脂肪吸引」だった。

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