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大人気の投資塾講師が「日経平均10万円」と強気予測する根拠とは。10倍株を探す「四季報読破」のコツも伝授

日刊SPA! / 2024年4月9日 15時59分

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株式投資熱が高まる中で、会社員から主婦までこぞって通う人気の投資スクール「複眼経済塾」。その立ち上げメンバーにして取締役であるのが、瀧澤信氏だ。野村證券などを経た経験に基づくわかりやすい解説と軽妙な語り口で講師としての評価も高く、さまざまなメディアへの出演も多くこなす人気講師になっている。
そんな瀧澤氏は「日本株はまだまだ伸びるし、そのとき10倍になる株も多く出てくる」と力強く語る。そう断言できる理由とともに、テンバガー達成のためのヒントを瀧澤氏直々に伝授してもらった。今回はまず、日本株全体の行方や、10倍株を探す「武器」になる会社四季報を読むコツを解説する。(記事は全3回の1回目)

◆海外の著名ヘッジファンドによる、気になる動き

投資家なら一度は経験したいテンバガー(10倍株)。今後も10倍になったり大化けするような銘柄は引き続き出るでしょうし、むしろこれまでより多くなるかもしれません。そう考える理由をお伝えしたいと思います。

10倍株が増えるかもしれないと考える大きな理由は、日本株全体の成長はまだ当面続くと考えているからです。最近、聞いた話では、海外の著名ファンドが大手町周辺のオフィスを先にフロアごと借りて、その後、金融機関などから即戦力のファンドマネージャーやアナリストをヘッドハントしているという話を耳にしました。人を採用する前に場所をおさえるほどですから、それだけ日本市場が魅力的に映っているということです。

なぜ、彼らがそれほどまでに日本株に勝機を感じているのか。それは、日本株は海外からの評価がまだ追いついていないためです。順当に日本企業の実力が評価されることだけでも株価は上がるでしょう。

◆テスラとトヨタの株価の差は妥当なのか?

その前兆はすでに今年に入って見え始めています。例えば、テスラの時価総額は、つい昨年までトヨタの約3倍でした。実際の販売台数ではトヨタが世界トップの約1,000万台なのに対し、テスラは約180万台。たった5分の1の規模であるにも関わらず、なぜかテスラのほうが実力を高く評価され、「マグニフィセント7」の一角として世界中からもてはやされていたのです。

もちろん、テスラは電気自動車(EV)に限った台数とはいえ、本当にこの株価ほどの企業価値の差があったのでしょうか? 日本を代表するトヨタですら、これまで相対的に過小評価されてきた証拠と言っていいでしょう。

ただ、2024年に入り急速にトヨタ株は上昇、他方テスラ株は急落しており、この時価総額の差はこれまで3倍だったものが足元の4月上旬現在では1.3倍にまで急速に縮まりました。EVの急失速という個別の背景があるとはいえ、テスラを売りトヨタを買う、という大きな流れ、すなわち買われすぎた米国株から過小評価されてきた日本株へ投資の軸足をシフトしはじめた海外の投資家の動きが背景にはあったことは想像に難くありません。

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