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2年で有料会員2万人の「みんかぶマガジン」編集長が語る快進撃の秘訣「読者の人生に伴走するメディアであること」

日刊SPA! / 2024年4月9日 8時51分

 一方で、人は生きるためにはお金が必要なので、ぜひお金に関するコラムも読んでいいただきたいですし、会員になったら使える資産管理ツール「アセプラ」も利用していただいて、みなさんのお悩みや推しのために仕えるお金を増やしてもらいたいです。

 いずれにせよ、みんかぶマガジンとしてこだわっているのは本物の声です。投資に関する記事ではとにかく第一線で活動する投資家さんの声を重要視しています。経済アナリストよりも投資家の感覚や哲学、自分なりのルールなどを記事にしています。中学受験の記事でも、中学受験した子どものお父さんの記事は大変読まれます。そういった本物の声をこれからも大切にしていきたいです。

◆総理大臣から西成の労働者までが肩を並べて登場するメディアになりたい

――みんかぶマガジンは金融に捉われず、芸能から夜の街の事情まで幅広いジャンルの記事を取り扱っていますね。記事のテイストとして、今後どこまで攻めていく予定でしょうか?

 実は、そんなに攻めているつもりもないんです。あくまでも、読者は「この識者」の「こういう企画」だったらお金を払ってでも読みたいのではないかという仮説のもと動いているため、世間をビビらせてやろうというような攻撃的思考のもとやっているわけではありません。そういう意味では、誰でも取材対象者にはなります。大阪の西成や公園などで一生懸命生きている方と、いわば総理大臣のようなアッパー層を同列に扱うようなメディアになりたいです。

――鈴木さん自身が普段、編集長として行っている自己研鑽について教えてください。

 ヤフーニュースのランキングやX(旧ツイッター)のトレンドなど、今の時流をリアルタイム教えてくれるものは、とにかく毎日数時間置きにチェックするようにしています。また注目されている本は読むようにしていますし、流行りの映画やドラマも見て音楽もききますし、街をあてどもなくフラフラ歩くようにもしています。ほとんど趣味ではありますが、そのインプットの繰り返しが、読者のみなさまから”奇抜”と呼ばれる企画の源泉かなぁとは思います。

 前述のとおり、編集方針は特に設けていません。また編集会議も行っておりません。編集部員との日々の会話の中で、企画はバンバン決めていきます。現場から提案された段階では微妙でも、これまでに培った課金してもらうノウハウをもとに、どうやったら企画として成立するのかをその場で一緒に考えて方向性だけ決め、あとは現場に任せます。

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