「全身に入れ墨を入れた」21歳女性が語った過去。“オール5”生徒会長の学生時代、少年刑務所…親との関係も告白
日刊SPA! / 2024年4月10日 8時53分
◆成績は「オール5」で生徒会長も
人は見かけによらずとは言うが、乙葉さんもご多分に漏れずその例に当てはまる。学生時代はいわゆる優等生だ。しかも単に勉強が得意なだけではなく、他の人を巻き込んで前例を打ち破る機転もある。
「小学校、中学校時代の成績はオール5でした。中学校では生徒会長をやって、高校は学費免除の特待生で入学しました。中学時代、生徒会長として校内のスローガンを決めたときのことは今でも思い出深いです。これまでは『切磋琢磨』とか『質実剛健』みたいな誰でもわかりやすい標語が選ばれていて、『ありきたりだな』と思っていました。私が提案したスローガンは『料理』で、みんな『は?』となっていました(笑)。私が言いたかったのは、料理にはいろいろな食材が必要で、それぞれが違う味(個性)を出して1つになろう、という意味で。説明すると、みんなが『奇抜だし、納得できる』と喜んでくれて、決定しました。たぶん、これまでで最も異色なスローガンだったと思います」
◆入れ墨を入れるきっかけは「外国の少年刑務所」
だがやはり、学生時代の卓抜した成績も、親からの期待に応えようと頑張った結果にほかならない。
「当時の私ですら容易にわかるほど、過保護に育てられました。常に車で送り迎え、学校に行く荷物のチェックや宿題など、何度も何度も親の方が熱心にやっていたくらいです。今では、親が『小さい時に全部やってあげちゃってたからごめんね』と謝ってくるほど、私ひとりでは何にもできないくなっちゃったんですよね。だから、勉強をやらないなんて論外。整形や入れ墨なんて、勘当ものだと言って聞かされていました」
だが乙葉さんは勘当に値するはずの整形や入れ墨などをフルコンプリートした。その真意はこんなところにある。
「入れ墨を入れるきっかけになったのは、去年のできごとです。ある国に遊びに行って、その先でスリに遭い、帰りの運賃も失いました。仕方なく現地のキャバクラで働いていたところ、不法就労で少年刑務所に行くことになったのです。そこで一緒になった子たちのほとんどに入れ墨があるの見て、今回の戒めとして入れ墨を入れようと決めたんです。
けれども、もっと根本的なことをいえば、親との距離を取りたかったのかもしれません。明らかに干渉が過ぎる親に、どうしても期待に応えようとしてしまう私――その構図から逃れて、親を嫌いにならないために、私のことを諦めてもらう意味で入れた部分もあります。親は先生のような感じで、優しいけど常に一定の緊張感がありました。本気で喧嘩できるようになったのは、ここ1年くらいです。反抗することで、無理やりにでも私という人間を理解してもらえたことは、よかったなと思います」
この記事に関連するニュース
-
「シングルマザーはだらしない」という心無い声も…物件を契約できない“住宅弱者”の実態
日刊SPA! / 2024年5月15日 15時52分
-
「女の子だから」父に褒めてもらえず…“困難な環境”で育った女性画家が強い劣等感を克服するまで
日刊SPA! / 2024年5月12日 15時54分
-
26歳女性が“個人撮影モノ”に出演した悲しい背景「結婚1ヶ月で旦那が薬物所持で逮捕されて…」
日刊SPA! / 2024年5月7日 15時54分
-
刑務所ライブ500回超。“受刑者のアイドル”仕掛け人の信念「車と家を売って資金を捻出」
日刊SPA! / 2024年4月28日 8時53分
-
“親が子をプレゼンする”婚活パーティが盛況も…“本人不在”の婚姻に潜む歪な問題点
日刊SPA! / 2024年4月26日 8時52分
ランキング
-
1白いセダンで「あおり運転」してきたチンピラ風が、顔色“真っ青”になって警察に捕まるまで
日刊SPA! / 2024年5月17日 8時54分
-
2夏に役立つかも 警視庁が“簡易ハエ取り器”の作り方を公開
オトナンサー / 2024年5月16日 22時10分
-
3“激安焼肉食べ放題店”の元店員が暴露。「客に“得させないようにする”3つのワナ」
日刊SPA! / 2024年5月8日 15時54分
-
4今の時期はご用心「カラス襲撃」から身を守る方法 人を襲う理由や習性について鳥類学者が解説
東洋経済オンライン / 2024年5月17日 12時20分
-
5おひとりさまの老後の「住まい」どうする?3つの注意点
オールアバウト / 2024年5月16日 19時30分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください