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リトル清原が語る、清原和博氏との知られざる絆。逮捕直後の取材依頼は「全部断った」

日刊SPA! / 2024年4月12日 15時51分

――清原さんの逮捕されたシーンや、謝罪のシーンをやって欲しいというオファーは来そうですね。

リトル:そうです。まさにそんなオファーがあって嫌な気分になりましたね。

◆現在はイベントプロデュース業にシフト

――リトル清原さんの仕事は以前のように戻って来ていますか?

リトル:ネタが清原さんのものまねひとつしかないので、何度もリピートして呼んでくれることが多くないんですよ。まして、30分のショータイムを任されても僕には無理なので(笑)。そこで、仲間のものまね芸人を連れて行き、一緒にショーをやる方針に変えました。

――プリティ長嶋さんや、長渕剛さんのものまね芸人さんなどとご一緒にという感じですね。

リトル:そうです。他にも、有名ではないのでまだギャラは安いけど、いろんな歌手の歌まねができる芸人ともよく一緒に行きます。クライアントさんと話し合って、呼ぶメンバーを決めてショー全体を作るようなプロデュース業ですね。最近では、「僕がプロデュースする舞台が見たい」と、何度も呼んでくれる方が増えてきました。

――営業のお仕事が多いと、コロナの影響が大きかったのではないですか?

リトル:そうです。正直、清原さんの逮捕後よりも仕事がない期間は長かったです。生活の為にラーメン屋さんでアルバイトもしていました。

――仕事が戻ってきたのはいつ頃ですか?

リトル:営業は昨年末くらいからですね。今は、アルバイトでお世話になったラーメン屋さん「チャーシュー力A 鶴ヶ島店」の監督(イメージキャラクター)にもなっています。

◆いつか「指導者・清原」をものまねしたい

ーー最後に今後の展望を教えてください。

リトル:指導者として現場に戻る清原さんが見たいですね。

――それは多くの野球ファンが望んでいることですね。

リトル:僕がものまねしているのは、現役バリバリの清原さんなんです。でも、僕ももう52歳なんで、そのころの清原さんのマネをするのも大変になってきて(笑)。デッドボールを受けて転んだところから、一気に立ち上がる姿をマネをしても、「よっこらしょ」って感じになってしまうんですよ(笑)。

――そういう意味でも、新たな“清原さん像”が必要ですね(笑)。

リトル:はい。いつか「指導者・清原さん」をものまねしたいです。

=====

ものまね“する側”と“される側”の関係性は千差万別。本人からのクレームでネタそのものが封印されることもあるとも聞く。あくまで素人の意見に過ぎない話だが、リスペクトの有無で心象は大きく変化しそうだ。その点、清原氏とリトル清原氏の間にはそれぞれの立場を慮る絆があった。末永く“伝統芸”を続けていってほしいものだ。

<取材・文/Mr.tsubaking>

【Mr.tsubaking】
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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