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新NISAの積立投資「買うべき投資信託」をプロが分析。今後の日米株式市場の予測も

日刊SPA! / 2024年4月22日 8時51分

◆◆NISAの積立投資では何が最も買われているのか?

 では、投資家はどんな投資信託を積み立てているのだろうか。マネックス証券NISAつみたて投資枠における買付UU数を福島さんに分析してもらった。

「投資信託で一番の人気はやはりeMAXIS Slimの米国株式(S&P500)と全世界株式(オール・カントリー)で、合わせて6割以上の投資家が買っています。手数料にあたる『信託報酬』も0.09372%と0.05775%と、ほかの投資信託よりも低く、長期的に投資するのに適しています。

 ランキングを見ると、20年以上も右肩上がりが続いている米国株へ投資するファンドは人気で、
3位:iFree S&P500インデックス
13位:SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
14位:楽天・全米株式インデックス・ファンド
など、S&P500や米国株に連動するファンドが上位にランクインしています。

 また、オルカン同様、全世界あるいは先進国に投資するファンドも人気で、
7位:iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)
8位:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
20位:ニッセイ外国株式インデックス
などがあります。

 米国株や全世界への投資が目立ちますが、日経平均もバブル時の高値を超え、さらに4万円を突破しており、好調な日本株を買う動きも強く、
5位:iFree 日経225インデックス
12:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
21位:iFree TOPIXインデックス
22位:eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
など、日経平均やTOPIXに連動するファンドが上位に入っている点も特徴です」

◆◆今後の米国株市場と日本株市場は?

 今後も、日本株は好調な推移が続くのか?

「海外の株式市場と比べてあまり上がっていなかった日本株市場は、円安の効果もあって海外投資家から見て割安さがあり、2024年に入っても好調に推移しています。今後、日本の金利が正常化に向かうことが予想されますが、今のところ一気に進む様子はなく、今のトレンドはしばらく続くでしょう。

 とはいえ、日本の金利が上がり、米国の利下げがあった場合、日米金利差が縮まり、円高に進む可能性はあります。円高は輸出企業にとってマイナスですが、インバウンド需要の高まりや小売りを中心とした内需関連株は強く、金利上昇によって銀行株も買われることが期待されます。

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