新NISAで「買ってはいけない投資信託」とは? プロが“4パターン”を指摘
日刊SPA! / 2024年4月25日 8時51分
その理由はいくつか考えられるのですが、株式市場のテーマは移り変わりが早く、プロのファンドマネジャーが運用するといっても、5年、10年、20年と長期で勝ち続けるのは難しいからです。また、アクティブファンドの多くは、インデックスファンドに比べて信託報酬が高く設定されているので、長期間で保有するとそれなりのコストが発生してしまい、NISAのつみたて投資にはあまり向かないのです」(福島さん)
それでもアクティブファンドを買ってみたい場合は?
「ランキングには、何年にもわたって素晴らしい運用成績を出しているアクティブファンドがランクインしています。そういったアクティブファンドを買いたい場合でも、投資初心者であれば、まずはインデックスファンドから始めることを基本としてほしい。そのうえで、資産の一部をアクティブ型に投資してみるのがいいでしょう」(福島さん)
◆買ってはいけない投資信託④「信託報酬が高い投資信託」
NISAは長期の積立投資が基本。そのため、保有しているだけで毎年かかる「信託報酬」はジワジワと痛手となる。
「一般的な投資信託の信託報酬は年率0.1%~3%程度に設定されています。保有期間が長ければ長いほど運用成績に影響が出やすいため、信託報酬は低いほうが有利です。ランキング1位と2位の、eMAXIS Slimの米国株式(S&P500)と全世界株式(オール・カントリー)は0.09372%と0.05775%で、ともに0.1%未満と驚異的な低さ。これも人気の秘密です」(福島さん)
「長期」「積立」が前提となる新NISAだからこそ、このような“買ってはいけない投資信託”に気をつけて投資の積立投資に臨んでほしい。
プロフィール
マネックス証券、マネックス・ユニバーシティ室長
福島 理(ふくしま・ただし)
日本テクニカルアナリスト協会国際認定テクニカルアナリスト。金融リテラシー向上のための教育活動に従事。テレビ、ラジオのほか、雑誌やWebでコラムを執筆。著書に『1時間でマスター!マンガと図解でわかる 新NISAの教科書』(扶桑社)、著書に『勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析』シリーズ(扶桑社)がある。
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