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「自分自身がパワプロの選手だと思ってやってきた」大谷翔平は自らのプレーを「自分育成ゲーム」と自覚していた

日刊SPA! / 2024年4月26日 8時50分

◆大谷翔平を称すなら「コントローラー2台持ち」

 大谷の「二刀流」は今や完全に定着しているが、しかし大谷が影響を受けているのは宮本武蔵ではなく、幼少期に遊んだパワプロである。大谷にとって野球は「武士道」の追究などという大げさなものではなく、ただ単に楽しくて仕方がないゲームなのだ。だから「二刀流」ではなく「コントローラー2台持ち」とでも言ったほうが、本当は大谷のキャラクターに合っているのかもしれない。

 そういえば、野球の試合は英語で〝game〟と表現する。イギリス生まれのサッカーやラグビーの試合は〝match〟だが、アメリカ生まれの野球は〝game〟なのだ。そう考えると、大谷のように野球をゲーム感覚で楽しむというのは、それこそが野球本来の正しい楽しみ方であるような気がしてくる。

 パワプロを発明した日本から現代野球最高の選手が生まれたのは、もしかすると必然だったのかもしれない。

【内野宗治】
(うちの むねはる)ライター/1986年生まれ、東京都出身。国際基督教大学教養学部を卒業後、コンサルティング会社勤務を経て、フリーランスライターとして活動。「日刊SPA!」『月刊スラッガー』「MLB.JP(メジャーリーグ公式サイト日本語版)」など各種媒体に、MLBの取材記事などを寄稿。その後、「スポーティングニュース」日本語版の副編集長、時事通信社マレーシア支局の経済記者などを経て、現在はニールセン・スポーツ・ジャパンにてスポーツ・スポンサーシップの調査や効果測定に携わる、ライターと会社員の「二刀流」。著書『大谷翔平の社会学』(扶桑社新書)

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