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高速道路の渋滞中にグラドルが「漏れそう」ロケバス車内、限界ギリギリ衝撃のトイレ事件――大反響GWトップ10

日刊SPA! / 2024年4月28日 15時45分

 助手席のスタッフはスマホで近くのSAを探してみたが、「やばい、まだまだ先だ……」とつぶやいた。運転手は渋滞でどうすることもできないのに、少しでも前の車がもたつくと「早く行けよ!」とクラクションを鳴らす。

 そりゃそうだ。仕事で使っている大切な車が危険にさらされているのだから。漏らされてはたまったもんじゃない。

 筆者は、彼らの行動に「ありがたい」と感謝しつつも、現実としては、もはや限界を迎えていた。思考がどんどんヤバくなり、「漏らしたら窓から飛びおりよう」と本気で考えていた。絶体絶命、そんなときに1人のスタッフが叫んだ。

「あ! ここ左に曲がって!」

 SAではなく、高速から下道におりれる出口があったのだ。

「助かった……」

 筆者はもう半泣きだった。

◆トイレの神様

 高速をおりた瞬間、目の前には公的機関のような建物があった。機転を利かせてくれた1人が車を飛びおりると、トイレが借りれるように交渉してくれたのだ。

 本来ならばトイレは貸してもらえないようだが、状況が状況だからということで、特別に貸してもらえた。なんとか事なきを得たが、あと1分でも遅かったら完全にアウトだった。

 トイレの神様ありがとう。しかしトイレに引きこもること15分。いつもなら効いてくれるはずの強力な下痢止めはまったく効かず、信じられないくらいお腹が痛かった。

「このあと渋滞で何時間も車に乗って帰れるんだろうか……?」

 そんな不安が頭をよぎると、再びお腹が痛くなってくる。

 車に戻ると、スタッフが「さりぃちゃん、このあともっと渋滞するみたいだから、キツいでしょ? ここから近くの駅まで送るから、あとは電車で帰った方が気がラクじゃない?」と提案してくれたのだ……!

 助かる! 電車であればトイレがついている車両もあるし、いざとなれば自由におりられる。なんてありがたい提案なんだ!

 筆者はそこでみんなと別れ、地方の聞いたこともない名前の駅から、10回以上おりながら、なんとか東京に帰ったのだった。

◆申し訳ない気持ちでいっぱい

 翌日もまだお腹は痛く、内科にいくと軽い胃腸炎だと診断された。「お酒の飲み過ぎには注意だよ。あと出かける前日は安い店で生ものなんかは食べないほうがいいよ」とアドバイスを受けた。前日、歌舞伎町の店で食べたはまぐりが悪かったのかもしれない。

 その後、プロデューサーから電話があった。

 筆者を駅に送ったあと、みんなは渋滞のせいで高速はあきらめ、下道で帰るはめになったというのだ。なんと、結局は通常の倍以上の8時間もかかってしまったとか……。筆者の腹痛のせいで申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

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