大谷翔平を“ロボット”呼ばわりするアメリカ人記者も。リップサービスよりも大事なこと
日刊SPA! / 2024年4月29日 8時51分
メジャーで19年プレーし、現在はシアトル・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めているイチローも、あるいは2024年がメジャー13年目となるダルビッシュ有も、オフィシャルな場では基本的に通訳をつけている。彼らが通訳をつけるのは「英語ができないから」ではなく、プロフェッショナルとしての責任を果たすためだろう。
◆フィールドでのプレーこそが「多くの人たち、ファンとのコミュニケーションの手段になる」
公の場で英語で話したほうがアメリカのファンに親しみを持たれるだろうが、それ以上にプロとして仕事を全うすることを優先しているはずだ。チームメイトとのミスコミュニケーションが原因で試合に負けたり、自分の発言が不適切なかたちでメディアに取り上げられたりするリスクを冒す必要はない。大谷が言う通り、プロ野球選手にとって何よりも重要なのは、人前で英語を話すことではなく、プレーで結果を残すことだ。そして大谷は、フィールドでのプレーこそが「多くの人たち、ファンとのコミュニケーションの手段になる」という自身の考えを口にしている。
確かに僕らは、大谷がインタビューで語る言葉よりもまず、彼の特大ホームランや剛速球に魅了される。大谷の超人的なプレーの前では、言葉が随分とちっぽけなものに思える。僕らが大谷の言葉に感動したり感心したりするとしたら、それはまず彼のプレーがあるからだ。スーパースターの言葉だからこそ、みんながありがたがる。言葉そのものに価値があるのではなく、プレーあってこその言葉なのだ。
◆マイケル・ジャクソンのダンスと大谷翔平の本塁打
たとえば20世紀後半、マイケル・ジャクソンの音楽とダンスは人種や国籍を超えて人々に感動を与えたが、トップアスリートのプレーにもそれに似たパワーがある。スポーツは単なる競争やゲームではなく、エクストリームな身体表現だ。フィギュアスケートや体操など、芸術性の高い競技は身体表現としてわかりやすいが、野球やサッカーといった競争性の高い競技にも芸術性を見いだすことはできる。
大谷にはきっと、自身が野球というスポーツを通じた表現者、あるいはアーティストであるという自覚があるだろう。
大谷は日本語でも英語でも、あまり多くを語らない印象がある。マスコミやスポンサーのインタビューには答えるが、大谷が発する言葉は当たり障りのない、優等生的な内容に終始することが多い。「チャンスで打てたのは良かったかなと思います」「明日も頑張りたいと思います」といった具合だ。ハッキリ言って、コメント自体はあまり面白くない。
この記事に関連するニュース
-
ドジャースに行っても「彼はいつだってハッピーパーソン」レット・ボリンジャー記者が語る大谷翔平
スポーツ報知 / 2024年7月4日 4時30分
-
乃木坂46 黒見明香、“ガチ私物”の大谷翔平のベースボールカードを鑑定も「10円」に落胆
エンタメNEXT / 2024年6月21日 20時50分
-
五十嵐亮太、MLBの3年目から通訳がいなくなって感じた変化「いないほうが…」
マイナビニュース / 2024年6月17日 11時41分
-
コロナ禍に一筋の光をもたらした“大谷フィーバー”…大谷翔平こそが「時代を映す鏡」と言われるワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月13日 11時15分
-
日本人メジャーリーガー、通訳いない方がいい!? 仁志敏久ら証言
クランクイン! / 2024年6月11日 11時58分
ランキング
-
1女子バスケ日本、68点差でニュージーランドに圧勝! 驚異の3ポイント25本で125-57、山本が最多20得点
THE ANSWER / 2024年7月4日 20時47分
-
2「3盗なのに余裕」大谷翔平が今季17個目の盗塁成功 自身初のトリプルスリーにも期待
日テレNEWS NNN / 2024年7月5日 11時2分
-
3大谷翔平 3打数ノーヒットで首位打者陥落、3打席連続三振 ド軍2戦で21失点、2カード連続の負け越しに
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月5日 13時6分
-
4ベッツ激白、大谷翔平の秘話に「冗談だろ!?」 同僚だから知る桁外れの「110」に響いた驚嘆の声
THE ANSWER / 2024年7月4日 14時44分
-
5話題騒然だった「奇跡の48歳」大人気女優ともう一つの始球式、174cm長身の「スタイルが異常現象だ」
THE ANSWER / 2024年7月2日 6時13分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)