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シャンプーは“2度洗い”が基本?「正しい髪の洗い方」をシャンプーソムリエに聞く

日刊SPA! / 2024年5月9日 8時51分

 洗い流しが足りないと、洗浄剤やトリートメント剤が残ってしまい、フケや背中ニキビができる要因となります。髪の毛の乾かし方で良くないのは、水分が残ったままだと雑菌が繁殖してしまい、頭皮が臭くなる原因になります。

 ドライヤーを髪に当て、乾かすことでヘアスタイルを決めていくわけですが、水分が残ったまま枕で寝ると水素結合が起こり、アイロンがかかったような状態になることで、寝癖になってしまいます。ちなみに寝癖になっている部分は、毛先が悪いのではなく、根元が悪いです。寝癖を直す際は、跳ねている髪の毛をめくって、根元を水で濡らしてドライヤーで乾かすといいでしょう。

◆シャンプー選びの判断基準は?

 シャンプーの選び方にも判断基準があります。シャンプーには男性用や女性用、頭皮用や髪の毛用と種類が分かれていますが、頭皮用シャンプーに髪の毛を綺麗にするという作用はありません。逆もしかりで、髪の毛用シャンプーでは頭皮を綺麗にすることはできないのです。

 なので、頭皮用と髪の毛用のシャンプーを使い分けることが重要です。さらにシャンプーの選び方で大事になるのは“値段相応”だということ。

 私は30年以上、ヘアスタイリングに携わっていて、本当に多種多様なシャンプーを見てきました。そのなかで、たどり着いたのが「100ml/1000円」が最低ラインだということです。

◆トリートメントは安いものでも充分

 その「100ml/1000円」の代表格が、サロン専売品のアミノ酸系シャンプーです。これは低刺激でしっとりと洗い上げてくれ、髪の毛が傷みにくいのが特徴です。

 ただし、洗浄力が弱いため、泡立ちにくいという欠点があります。しかも、油汚れに特化しているわけではないので、しっかり油分を落とそうと思えば、油汚れ用のシャンプーを使ったほうが機能的かつコストも抑えることができます。

 他方、シャンプーした後に使うトリートメントは、そこまでお金をかける必要はないです。それよりも、自分の髪質に合ったシャンプーにお金を使ったほうが合理的だと言えます。ドラッグストアやスーパーなどで安く購入できる高級アルコール系(石油系)界面活性剤入りのシャンプーは、洗浄力が高く泡立ちやすいのが特徴です。

◆ノンシリコンシャンプーは本当に必要?

 知識として抑えておきたいのは、かつてのような石油由来の界面活性剤入りシャンプーは、もう日本で製造されていないということ。なので、頭皮への影響は心配なく、安全性の面では問題視しなくて大丈夫だといえます。

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