元セクシー女優が「AV新法による“女優たちへの悪影響”」を暴露。仕事激減の女優が続出する“決定的な理由”
日刊SPA! / 2024年5月11日 15時54分
![元セクシー女優が「AV新法による“女優たちへの悪影響”」を暴露。仕事激減の女優が続出する“決定的な理由”](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/spa/spa_20240511_01999223_0-small.jpg)
元セクシー女優で現在はフリーライターの「たかなし亜妖」
元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。
◆新法がもたらした女優への悪影響
AV新法は、出演者であるセクシー女優にも大きな影響を与えた。新法の内容を一部取り上げると「撮影前の契約は必ず1カ月前に」、「女優の都合で発売や現場をいつでもバラせる(もちろん違約金等のお咎めなし)」など、一見すると女性に優しいシステムだが、新たなルールが災いして多くのセクシー女優が厳しい状況を強いられているそうだ。
悲痛な声を上げる彼女たちは、一体どのようなことで苦しむのか。新法を詳しく紐解いていくと、果たして本当に良心的な法律なのか? とさえ疑問に感じてしまうほどだった。
◆本数激減による仕事の奪い合いが発生
事実を包み隠さずに言うと、新法制定により、余計な悩みが生まれてしまった女優の方が多い。今まではスムーズに活動ができていたものの、新法が足枷となり、身動きが取れず引退、休業に追い込まれたケースが急増したからである。
引き続き活動を続けているが、昔と同じような動き方ができず、歯がゆい思いをする演者も多発。新法導入以前から業界にいた女優たちほど、苦戦し続ける傾向が強い。
ちょっと前の業界は、予算次第でポンポン作品を発売していた。企画ものを中心とするメーカーはとにかく本数勝負。リリース数を増やし、“どれか当たればラッキー”のような風潮が強かったように思える。単体女優がメインのメーカーも似たり寄ったりで、ひと月に複数名の新人をボーンと登場させることもよくあった。
しかし昨今の業界は、新法の影響で作品の審査基準が変わり、矢継ぎ早に販売するのが難しい状況に。審査が終わらねば市場には出回らないのだから、発売本数は減少。と、なればオファー数も減るのが当たり前なので、仕事が均等に行き渡らない現象が起きている。
メーカーとしても売り上げの問題に頭を悩ませ、1本あたりの火力を大きくしたいとなれば、数字を持っている女優に頼らざるを得ない。その結果撮影がある人/全くない人の差が開き、月1に1本も撮影がないと嘆く女優が増えてしまったのだ。
◆新人には優しいシステムだが…
新法制定後は、撮影からリリースまでの期間を4カ月以上空けなければいけない。やや迷い気味で業界に入った人からすると考える時間がたっぷりできるため、その間に発売取り下げも可能。新人には優しいシステムと言えるだろう。
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