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予算30万円で買える「両側電動スライドドア」車。ミニバン、軽自動車、それぞれのオススメは?

日刊SPA! / 2024年5月12日 15時52分

◆軽自動車のお買い得な中古車は?

 ここまでは、普通車を中心に見てきましたが、軽自動車はどうでしょうか。私が、2017年にセルシオを買った時点では、軽自動車の中古は「ムダに高い」といった感覚があり、「電動スライドドア」といった人気装備がついている車両を買うなら、中古よりも新車を買ったほうがお得感が高いと思ったほどでした。

 しかし今、なんと「修復歴なし、走行5万キロ以下」という条件で、「両側電動スライドドア」を持つ軽自動車は、総額40万円程度で買うことができるのです。

 更に凄いのは、「ターボ」という条件を足しても総額予算55万円程度で買えてしまうという点。軽のターボは、新車も中古車価格も高いといったイメージがあったわけですが、気づけばそういった条件でも50万円台で購入可能となっていたのであります。

◆相場は需要と供給で決まる

 10年前ほどまで、中古車相場がとても高かった「両側電動スライドドア」のミニバン。また、5年ぐらい前まで、割高感があったといえる軽自動車。しかし今、そういった人気要素を持つクルマは、総額30万円、40万円といった価格で購入できる状態となっているのです。

 こういった変化が起きたのは、「両側電動スライドドア」といった人気条件のクルマが市場に多く出回ったからでしょう。両側電動スライドドアを持つクルマ、特に軽自動車のそれは、かつて新車ラインナップがそれほど多くありませんでした。その状態で、需要が高まったため、5年ぐらい前まで「中古車が高い」という状態があったのだと思います。

 しかし今では、「両側電動スライドドア」持つ軽自動車が十分に行き届いた状態。もちろん、“需要が減った”というわけではないと思うのですが、供給が十分になされたため、「特に珍しくない」という状態になり、激安中古車の部類でも「両側電動スライドドア」という選択肢が出てきたのだと思います。

 こういった現象は、かつてのプリウスでも同様。2008年のリーマンショック前の時代、2024年現在のようにガソリン価格が高かったのですが、その際燃費が良いプリウスの需要が高まり、中古車価格がものすごい高値となってしました。2005年頃に総額30万円で難なく手に入った初代プリウスが、70万円程度にまで上昇。中古車相場が上がっていたのです。ちなみに、当時USSといった業者オークション相場でも初代プリウスは値上がりしており、10万キロ以上や修復歴ありという条件でも50万円近い取引額となってしました。

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