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ガクテンソク優勝『THE SECOND』徹底分析。“後攻有利”はなぜ起きたのか

日刊SPA! / 2024年5月20日 8時49分

 特に1回戦第4試合のタイムマシーン3号vsザ・パンチ。どちらもM-1ファイナリストを経験し、結成25年以上のベテラン同士。今大会屈指の好カードは、ザ・パンチに軍配があがる。

 有田は「この4人に言いたくないですけど……めっちゃかっこよかったです。憧れます」と正面から褒め称え、大吉は「だからSECONDは面白いし、ある意味残酷だし、ここでタイムマシーン3号が(負ける)っていうのは……でもね、売れている証拠でもある気もするけどね」フォロー。一方、華丸は「キャリアを積めば積むほどセンターマイクまでいらんことしますよね」とパンチ浜崎の振る舞いに言及してスタジオを沸かせる。3人それぞれが、愛と優しさとユーモアを体現する。

 ただ、このブロックで会場が最も沸いたのは、準決勝の対戦カードについて東野幸治が吠えた「すごいですよ! フジテレビ生放送で、タモンズvsザ・パンチ。できますか?できますか?日本テレビにこれができますか!?」だったのだけど。

◆決勝戦は“結成27年目”と“結成19年目”

 決勝戦は結成27年目のザ・パンチと、結成19年目のガクテンソク。

「もぅ~3回もありがとうございます~」と低姿勢で登場したザ・パンチは、サッカー部員とスカウトを演じながら、16年前のM-1ネタ「砂漠でラクダに逃げられて~」を入れて観客を大いに沸かせる。ガクテンソクは奥田のお誕生日を祝うサプライズパーティーを計画し、最終的にお内裏様の格好でマグロ漁船に乗り「世界に一つだけの花」をハモる。

 2組のネタ終了後、コメントを求められた有田は「ガクテンソクには漫才師の凄み、ザ・パンチにはお笑い芸人の凄みを見させていただきました。ありがとうございました」と頭を下げた。そういえば4時間の生放送のあいだ、有田は何度も漫才師たちに「おめでとうございます」「ありがとうございます」と発していた。

◆「何者かになれたんですけど…」

 結果は243vs294、大会最高得点でガクテンソクの優勝! トロフィーを手に、戦った仲間たちと喜びを分かち合うガクテンソクの2人。かつて相方から解散を切り出されたとき、奥田は「漫才で何者かになって辞めよう」と話したという。何者かになるとは、漫才で1番になること。ということは――。

 スタッフロールが流れる、もうすぐ番組が終わる。「テレビをご覧の皆さんに最後に一言」と振られた奥田は、トロフィーを抱えたまま正面を見据えて言い切った。

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