1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

都知事選出馬で話題の石丸伸二、居眠り議員について“つぶやいた”理由「炎上はあくまで手段」

日刊SPA! / 2024年5月24日 8時51分

写真

石丸伸二・安芸高田市長

市議会と衝突し、地元新聞社とも大バトルを繰り広げている石丸伸二・安芸高田市長の新連載が始動! 時に炎上商法と言われる市長にはどんな意図があるのか? 数々の炎上ファイルから紐解く。
◆炎上File.1:居眠り議員

<本日午前、議会の一般質問が行われている中、いびきをかいて、ゆうに30分は居眠りをする議員が1名>
 
 ’20年9月25日のこのツイートが、その後、人口2万7000人の小さな町を変えるきっかけになりました。

 はじめまして。広島県安芸高田市の市長を務めている石丸伸二です。“ワケあって”今回からSPA!で連載させてもらうことになりました。テーマは「炎上」です。

 ご存じの人もいるかもしれませんが、私は「ダメなものはダメ」という姿勢で、市長就任以来、幾度となく安芸高田市議、のみならず地元の中国新聞とも衝突してきました。その様子が、時に「炎上」などと表現されています。

 しかし、私はやみくもに炎上させているわけではありません。意図を持ってやっています。炎上は目的ではなく、あくまで手段です。政治再建を進めると同時に、安芸高田市という県外の人のほとんどが知らなかった市の名前を知らしめ、都市開発・産業創出により町を潤す。そのために有効だと考え、選んだ手段が炎上だっただけです。

◆京大卒の銀行マンから市長になったワケ

 安芸高田市で起こった数々の炎上ファイルを見ていく前に、まずは私の経歴を簡単に紹介させてもらいます。

 私は6つの町が合併して安芸高田市になる以前の、高田郡吉田町で1982年に生を受けました。地元の中学、広島市内の高校を経て京都大学を卒業した後、三菱東京UFJ(現三菱UFJ銀行)に入行。為替アナリストとして米国駐在も経験しました。

 当時は、それほど自分のキャリアとして政治家に関心があったわけではありません。しかし、中南米の国々を分析するなかで、「政治が三流なら経済も三流になる」と感じていました。かつて、日本は「経済一流、政治三流」と言われていましたが、「日本も今後、中南米と変わらなくなるのではないか?」と感じたことを記憶しています。それからしばらくして、政治三流を象徴するニュースが飛び込んできました。’20年6月に起きた河井事件です。

 その前年の参院選で河井克行衆院議員(当時)が、地元・広島で地方議員に現金を渡していたとして公職選挙法違反に問われたのです。このときにお金を受け取っていた政治家の一人が私の故郷・安芸高田市の市長でした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください