元ジョッキー福永祐一氏が語る「その後の人生」。新米調教師になって変わった金銭感覚
日刊SPA! / 2024年5月24日 8時25分
そこで思い出したのが、父親のことだ。現役時代の父親のエピソードを母親や周りの人たちからたくさん聞いたが、それらを聞いていて思ったのは、父親はセルフコントロールがうまく、人心掌握術に長けていたのではないかということ。
周りからは「無口な人だ」とよく聞いていたが、母親から見た夫・福永洋一は「おしゃべり」。ということは、家の外では無口なキャラを演じていたのかなと思ったし、人間関係を円滑にするために、わざと麻雀で負けていたという話もある。自分も、波風を立てないような着地点を見つけることは得意だったりするから、そういったバランス感覚はDNAに刻まれているのかもしれない。
あとは、当時の父親の写真はほとんどが笑顔で、どの写真からも人懐っこさが伝わってくる。あの笑顔ですべてが許されるようなタイプだったとしたら、そこも受け継いでいるのかもしれない(笑)。
特に若手は、年中怒られている子がいるような世界で、自分は引退するまで、ほとんど人から怒られたことがなかった。生まれながらの要領の良さは自覚しているところがあり、そのあたりのバランス感覚は、もしかしたら父親譲りなのかもしれない。
【福永 祐一】
父は現役時代に「天才」と呼ばれた元騎手の福永洋一。 96年にデビューし、最多勝利新人騎手賞を受賞。 2005年にシーザリオでオークスとアメリカンオークスを制覇。 11年、 全国リーディングに輝き、JRA史上初の親子での達成となった。18年、日本ダービーをワグネリアンで優勝し、父が成し遂げられなかった福永家悲願のダービー制覇を実現。20年、コントレイルで無敗のクラシック三冠を達成。23年に全盛期での引退、調教師への転身を決断。自身の厩舎を開業してセカンドキャリアをスタートさせる
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