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パートナーが疲れていそうだったので、休ませたら迷惑そうにされた。それに納得できない夫の言い分とは

日刊SPA! / 2024年5月27日 15時52分

 どうやらCさんは、自分がたまたま目にした雑誌の記事や知人の話などから、自分のパートナーのニーズを「勝手にわかったつもり」になってしまっていたようです。確かに、そうした情報通りのニーズがある人は多いのかもしれませんが、Cさんのパートナーのニーズも必ずしもその通りであるとは限りません。

 そもそも人の価値観や感じ方などは多様であり、どんなに似た者夫婦であったとしても、自分の価値観や感じ方などとは一致しないことの方が多いはずです。また、Cさんの普段からの育児などへの関わり方や役割分担、体調など、様々な状況やタイミングなどによっても刻々とニーズが変わっている可能性も十分にあります。

 そのため、どんなにCさんがパートナーのことを考えて提案していたとしても、パートナーがそれを望んでいなければ、残念ながらパートナーのケアにはならないのです。

◆「自由な時間を持てることが嬉しかったので、相手もそうだと思った」

 後日、Cさんはパートナーにニーズを確認してみた結果を教えてくれました。

「パートナーに、疲れている時には自分に何をしてほしいのか、それとなく聞いてみたんです。そうしたら、外食や外出などの『プラスアルファの提案』よりも、やらなきゃいけない家事を先回りしてやっておく『マイナスをゼロに戻す手助け』の方が嬉しいと言われました。

 私自身は、自分の自由な時間を持てることが何よりうれしいので、すごく意外でした……。パートナーにしてみると、私から『自由にしていいよ』と言われても、私と子どもだけを残して外出するのも不安だし、帰宅したらやらなきゃいけない家事もいっぱいあると思うと、今は全く楽しめないみたいです。

 自分としては、相手に良かれと思って精一杯やっていることが、逆に相手視点で見てみると、ズレていたり、全然だったりで……。自分の思い込みのひどさに気づき、愕然としました」

 Cさんは、浮かない顔で話してくれました。

 それを受けて、僕はCさんに言いました。

◆良かれと思ってやっても、相手がそれを望んでいなければ意味がない

「なるほど。Cさんのパートナーの今のニーズは、Cさんの予想とは違っていたのですね。確かに残念ではありますが、でも、パートナーのニーズや価値観などをこの機会にきちんと学び直すことができれば、これからパートナーを適切にケアできる機会も増えますね!」

 すると、Cさんは

「そうですよね。今回、私はパートナーのニーズを読み間違えてしまいましたが、そのことを素直に認めてパートナーに謝罪し、この機会に学び直したらいいんですよね。今回の失敗と反省を生かして、またパートナーのケアにチャレンジしてみます!」

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