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パートナーが疲れていそうだったので、休ませたら迷惑そうにされた。それに納得できない夫の言い分とは

日刊SPA! / 2024年5月27日 15時52分

 と、少し晴れ晴れした表情で力強く語ってくれました。

<被害者かもしれないあなたへ>
 相手がどれだけあなたのことを思って行動していたとしても、あなたが「嫌だ」とか「やめてほしい」と感じるのであれば、そうした自分の気持ちを相手にシェアすること(自己開示)自体には何の問題もありません。むしろ、あなたの反応が相手の期待していたものと違っていた際に、急に不機嫌になり、「なんで?」と問い詰めてくるような人たちは高確率であなたを傷つけます。

 以前の記事(「パートナーを傷つけてまで優先される“正論”はない」)にも書きましたが、パートナーを傷つけてまで許される”正論”はありません。

 何度も相手にフィードバックしているにも関わらず、相手があなたの感じ方や価値観を全く尊重せず、一方的に相手の価値観や感じ方を押し付けてくるだけなのであれば、一度、(自分の周りの人ではなく)専門家に相談してみることを強く推奨します。

 さまざまな専門機関や相談窓口がありますので、ぜひ「モラハラ 被害」「DV 被害」などで検索してみて下さい。

◆大事なのは相手と自分のズレを認め、学び直すこと

<加害者かもしれないあなたへ>

 そのプレゼントやサプライズは、誰のニーズに基づくものですか?

 相手は、本当にそれを望んでいるのでしょうか?

 相手の価値観や感じ方は、必ずしも自分と同じとは限りません。むしろ、自分とは違っていることの方が一般的です。自分としては、相手の立場や価値観などを尊重しているつもりでも、知らず知らずのうちに、つい相手の立場で「自分の価値観や感じ方」で考えてしまっているがために、ズレが起きてしまっていることも少なくありません。

 人は誰しも間違いを犯します(参考:「パートナーに理想や成長を求めるのは愛ではない。不幸になる構造の正体とは」)。人間関係において、絶対の正解というものはありませんし、チャレンジすれば、失敗したり、間違えたりしてしまうことも当然あり得ます。

 自分が(自分自身を含む)相手のニーズを読み間違えてしまった時に大切なことは、自分の失敗や過ちを認めない(無かったことにする)のではなく、素直に失敗や過ちを認め、相手に謝罪し、そこから学び直すことです。(ただし、「俺が納得するように話せ」は加害です。十分にお気をつけ下さい。)

 安易に自分を正当化(=相手を非難)したり、不機嫌になって相手をコントロールしようとしたりするのではなく、まずは、目の前の相手が感じていること、考えていることを尊重することからぜひ始めてみて下さい。

 僕は、人は変われると信じています。

【えいなか】
DV・モラハラなど、人を傷つけておきながら自分は悪くないと考える「悪意のない加害者」の変容を目指すコミュニティ「GADHA」代表。自身もDV・モラハラ加害を行い、妻と離婚の危機を迎えた経験を持つ。加害者としての自覚を持ってカウンセリングを受け、自身もさまざまな関連知識を学習し、妻との気遣いあえる関係を再構築した。現在はそこで得られた知識を加害者変容理論としてまとめ、多くの加害者に届け、被害者が減ることを目指し活動中。大切な人を大切にする方法は学べる、人は変われると信じています。賛同下さる方は、ぜひGADHAの当事者会やプログラムにご参加ください。ツイッター:えいなか

―[モラハラ夫の反省文]―

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