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「すぐに優勝したことを後悔した」R-1ぐらんぷり2014年王者が“第二のキャリア”を見つけるまで

日刊SPA! / 2024年5月28日 8時52分

「息子たちに本来の僕の仕事ぶりを見てもらうのが表の目的で、実は『ヒトリブタイ』の実験という裏テーマもありました。久しぶりに脚本・演出・出演をやってみて、めちゃくちゃ疲れた反面すごく楽しくて、やって良かったと思ったんですが、ぶっちゃけチケットの売れ行きはイマイチでしたね(苦笑)。でも、高橋くんから『やってみたい』と言われたので、結果的には単独をやって良かったです」

◆企画書が即採用!脚本家の道が本格スタート

 コロナ禍でクレープ店の経営と向き合い、オーナーとしての意識も変わったやまもとさんだが、「この下支えがある上で、原点回帰して、コメディ俳優になるため演劇に力を入れると決めた」と話す。単独ライブ後から「ヒトリブタイ」プロジェクトが本格的に動き出し、2023年の夏に「高橋健介のヒトリブタイ『ビューティフル』」を開催。好評を受けて、すぐに年内での再演が決定した。

「色々な方の協力もあって、第1弾は大成功しましたが、『ヒトリブタイ』を継続する方法がわからなかったので、知り合いに相談しまくったら、『主催や製作を請け負ってくれるパートナーを探したらどうか』とアドバイスをもらったんで、急いでKADOKAWAさんに企画書を送りました」

 すぐに返信をもらい、緊張しながら打ち合わせに向かうと、開口一番「ぜひ、一緒にやりたい」という言葉が。

「僕は脚本家として関わり、その他のブッキングや製作費、スケジュール管理といったこと全般をKADOKAWAさんが引き受けてくださることでまとまりました」

 理想的な形に落ち着き、新たな主演者の松島勇之介というパートナーを得て、すぐに第2弾となる「松島勇之介のヒトリブタイ『喝采』」が開催された。

◆所属事務所も退所「自信しかありません」

 今後も定期的に「ヒトリブタイ」シリーズを重ねていく予定だが、他にも、元芸人仲間と一緒に立ち上げた「SHOW(賞)プロジェクト」も、軌道に乗せたいと話す。

「名前の通り、舞台の何かしらの賞を取ることが目標です。また、個人的に考えているのが、小劇団への脚本提供です。出演者の人数やストーリーの設定にスケジュールなんかも教えてもらえれば、それに合わせて書きます」

 昨年、「ヒトリブタイ」のほかに、女性5人によるワンシチュエーション芝居の脚本も手掛けた。今年1月に所属事務所も退所し、脚本家としての活動に勢いがつく。「根拠はないけど、自信しかありません」と話す。さらに、昨年末に役者として参加した大衆演劇では、演劇の幅の広さ、奥行きの深さを知ったことで、ますます演劇の世界にのめり込むことに。

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