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タクシー運転手が遭遇した“神客”。吉原の女性の「素敵な対応」に感動、一方で銀座は…

日刊SPA! / 2024年5月28日 15時52分

 今の時代、街中や列車内で周囲に関心を示さず、後部座席でうつむきながら、ひたすらスマホを注視する人が増えた。結果、走行中の車内は両者無言。運転手から余計な話をするなとの教育もあるため、嫌な緊張感が続くことがある。

 だからこそ、乗降時に挨拶を返してもらえるだけで運転手はちょっとした幸せを感じる。アプリなどで呼ばれた時、迎車地でしばらく待たされイラッとしても、乗車の際「お待たせしました」のひと言が出てくるだけで気持ちが安らぐ。

 急かし方も、言い方次第で大きく気分が変わる。もちろん命令的な思考で「急げ」とされるのは反感を買うだけ。「〇分の新幹線に乗りたいのですけど、間に合いそうでしょうか」とか、「ゴメンなさい、できるだけ急いでもらえますか」とお願いされると、こちらもプロ魂に火が付き、なんとかしようと頑張る。

 要するに、ごく普通に挨拶ができて、相手を気遣うことができる人は、いつでも大歓迎というのが本音なのだ。逆に言えば、それだけしっかり接してくれる人が少ないという、裏話でもある(※運転手側にも同じことが言えるのでしょうけど……)。

<TEXT/真坂野万吉>

【真坂野万吉】
フリーライター。定時制で東京を走り回っている現役の中年タクシードライバー

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