2年目も熱い『THE SECOND』。名勝負の分析から時計の位置が変わったことまで、芸人たちの語りが止まらない
日刊SPA! / 2024年5月28日 15時55分
くるまの高速トークとそれに対して的確に相槌を打つケムリ、賞レース考察動画になると普段よりもさらにスピードが増す彼らの会話自体に目が行ってしまい、「0.75倍推奨」「聞き取れた!」といったフレーズでコメント欄が溢れてもいるが、やはりその中で展開されるくるまの切れ味鋭い分析には驚かされる。
3本が必要となる戦いにおいてどこに一番強いネタを持ってくるかの策略、ネタから「降りる」ことが客席審査員に与えた印象など、現役で『M-1』という賞レースに挑んでいる者ならではの視点が面白い。その中でよじょうが「指輪3ヶ月分」というフレーズをずっと言えていなかったという指摘からは、くるまが配信で、あるいは劇場で直接、彼らの漫才を見てきたことが伝わり、凄みさえ感じた。
◆「『THE SECOND』のMCが一番たいへん」
最後に、ラジオも1本紹介しておきたい。『東野幸治のホンモノラジオ』(5/24放送、5/31までタイムフリーで聴取可能)では、東野幸治が『THE SECOND』を振り返って対戦後の時間をMCとして回す大変さを語り、「いろんな人がMCをやってもいいのでは」という話をしている。
たしかに、昨年と今年で『THE SECOND』の体制は変わった。また1年経てばさらにさまざまな変化があるかもしれない。来年がどうなるかはわからない。
けれど、建てつけが多少変わろうとも、やはり16年を超えるキャリアをもつ漫才師たちの戦う姿には胸打たれたし、1vs1だからこそ生まれる対戦者たちの連帯感は他の賞レースにはない魅力だ。2年めも熱い戦いを見せてくれた今年の『THE SECOND』をもう少し味わいたい。
<TEXT/釣木文恵 イラスト/まつもとりえこ 編集/アライユキコ>
【まつもとりえこ】
イラストレーター。『朝日新聞telling,』『QJWeb』などでドラマ、バラエティなどテレビ番組のイラストレビューを執筆。趣味はお笑いライブに行くこと(年間100本ほど)。金沢市出身。X(Twitter):
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