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電撃ネットワーク南部虎弾氏が「生前にやり残したこと」。メンバーが語る、その素顔

日刊SPA! / 2024年6月1日 8時51分

――台本を覚えずに電撃のライブに臨むのは、危険もあるんじゃないですか?

ギュウゾウ:そうなんです。立ち位置さえ覚えきれない人だったので、「今から火薬をぶっ放すのに、その場所に南部さんが立っていたらヤバイだろ!」みたいなことはよくありましたよ(笑)。ただ、それがライブらしい緊張感を生んでいたのかもしれません。

◆デンマークの女王の前でお尻でサボテンを…

――電撃をやってきて、「これは成し遂げたな」と感じた出来事はありますか?

ギュウゾウ:デンマークの女王に招待され、ロイヤルレセプションに出た時ですね。デンマークの国立劇場で催されたアジア祭で、中国の京劇や韓国の太鼓演奏に混ざって僕らがいたので、かなり変化球でした。王室の方々の前で、サソリを口に入れたり、お尻でサボテンを割ったり、ロケット花火を飛ばしたりしましたよ。警備の人たちはめっちゃ怖い顔でこっちを見てましたけどね(笑)。

――南部さんも喜んでましたか?

ギュウゾウ:喜んでましたし「次はイギリスだ!」って叫んでましたよ(笑)。

――“女王巡り”をしようと狙ってたんですね(笑)。

ギュウゾウ:他には、ニューヨークでスリーマンのイベントに出たんですが、僕ら意外のメンツが「ラモーンズ」と「プリテンダーズ」だったんですよ。

――もはや歴史上の人物とも思える、雲の上のバンドですね!

ギュウゾウ:僕はラモーンズもプリテンダーズも大好きだったので、興奮しましたね。でも、南部さんはラモーンズを知らなかったみたいで。僕に近づいてきて「ねぇギュウちゃん。ラモーンさんってどの人?」って聞かれたので、「全員」って返事をしました(笑)。

◆やり残したことは、「恩返し」

――長年の付き合いの中で、南部さんに「変わったな」と思った部分はありますか?

ギュウゾウ:若手や後輩に対しては厳しい人で、精神的に追い込まれそうなレベルでダメ出しをしていました。僕もされましたし。だけど、足を切断する直前まで糖尿病の症状が進み、入退院を繰り返した2011年以降、優しくなっていきましたね。以前なら怒鳴るような場面でも「こうしたらどう?」とソフトに提案するようになっていて。

――逆に、南部さんと「やり残したこと」はありますか?

ギュウゾウ:川崎にあるCLUB CITTA’というライブハウスへの恩返しを一緒にしたかったなぁと思いますね。

――どんな恩があるんですか?

ギュウゾウ:僕らが最後に全国ツアーをしたのが2008年。その最終公演がCLUB CITTA’だったんです。あちこち出禁になって、東京でライブができなかった時でも、ツアーの最後は必ずCLUB CITTA’でした。いろんな会場で怒られたり止められてきたことでも「何やってもいいよ」と言ってくれて。本当にお世話になりました。

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