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<漫画>現役グラドルがパパ活の“買う側”に覚えた違和感。「買うあなたも当事者なんじゃないですか」

日刊SPA! / 2024年6月4日 15時53分

渡辺:そこからは、自分のツテを駆使したり、それこそパパ活アプリを使って、「面白い話聞かせてください」と、パパ側に会ってみたりっていうのを積み重ねて、半年ぐらい連載しました。虚実入り混じってはいますが、小ネタの部分は、大久保公園周辺を変なYouTuberが毎日歩き回っているとか、なるべくリアルに起こってることを入れるようにしています。漫画になったきっかけは、その連載を読んでいた編集者が声をかけてくれた形ですね。

――いま、パパ活は“専業”でやっている人が多いんですかね?

渡辺:ほとんどの人が専業ではないですね。多いのはタレントさん。芸能だけで食べていくのはハードルが高い業界だったりするので……。あとは、女子大生、ラウンジ嬢、メンズエステ勤務とかが体感としては多いイメージがあります。相場的には食事で1〜2万円、「大人(※性行為)」で5万円で会うみたいですね。見た目は派手な感じな子もいれば、ユニクロ中心のコーデも、地雷系ファッションの子もいます。

◆“海外パパ活”をする前には「遺書」に近い書き置き

――相場の話なんですが、地域差もあるような気がしますね。

渡辺:たしかにピンキリですね。地方によっては1.5万円で体を売る子もいますし、「海外パパ活」なんかは常軌を逸していて、中国とか海外に一週間滞在して、200万ほどもらって帰ってくるみたいなんです。

――それは、1日中一緒にいるスケジュールですか?

渡辺:いえ、お昼は“パパ”が仕事をしているので、その間はお買い物に行ったりとか自由にして夜だけ一緒に過ごすみたいなスタイルです。気に入ってもらえたら、マンションを買ってくれるケースもあるようで、そこに毎年行く……みたいな。コロナ前はそういった“海外パパ活バブル”みたいなものがあったみたいです。

――海外だからそこまでインフレを起こしているんですかね。

渡辺:額は向こうの方が大きいんでしょうけど、日本でも、いわゆる“港区女子”が20人ぐらい集まった正月のギャラ飲みで、2時間で一人14万円をもらった話を聞きました。おそらく、よっぽどの富豪が主催していたんでしょうね。全然違う世界の話すぎて……。

――そこには何かしら危険性がはらんでいるはずなのに、目先のお金が優先されるんですね。

渡辺:特に海外でパパ活するなんて、何があっても事情がわからないじゃないですか。知り合いの子は、「いついつまでに連絡がなかったら事件に巻き込まれたと思ってください」などと、 連絡を残してから飛び立っていると言ってました。そこまでしてパパ活するのは、自分が一番高値で売れるうちに稼いで、貯金するなり、留学するなりしたいからだと。ただ、やっぱり聞いていて、老婆心ながら心配になっちゃいますよね。そんなに無理しなくていいのに……って。

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