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ナイキ、ニューバランスのスニーカーが突如壊れる「加水分解」。対策は?

日刊SPA! / 2024年6月5日 15時52分

廉価製品の代表作に「996」というモデルもありますが、こちらは「C-CAP」なので加水分解は起きません。私も「996」は10年以上履いているものがあります。

◆ナイキ、NB以外は加水分解しない

いかんせんゴムが「ウレタンか、ウレタンじゃないか」は、素人でもプロでも見分けるのはほぼ不可能です。ショップの店員さんに素直に聞いてみましょう。たいていはすぐに答えてくれるか、メーカーに問い合わせてくれます。なるべく長持ちさせたい場合は、店頭での確認は欠かせません。

ちなみに同じスニーカーでも、アシックス、アディダス、HOKA、プーマ、リーボックなどは、メーカーの意向なのかウレタン素材の靴がほとんどありません。サロモンなどアウトドア系のメーカーも、基本的には登山中の事故につながりかねないので、ウレタンは使いません。

靴の加水分解は精神的ショックだけでなく、歩いてる途中で壊れると本当に危ない。道端でなぜか靴底だけ放置されている風景を見かけたことがあるはずです。実はあれが加水分解の成れの果てです。特に夏は湿度も高く、危険です。夏が終わって靴をしまう時も、靴箱にいれてはいけません。湿気の逃げ場所がなくなるので、100均のメッシュでできている巾着などに入れて、押し入れの上段などにしまいましょう。多少は加水分解を遅らせることができます。

【シューフィッターこまつ】
こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。HPは「全国どこでもシューフィッターこまつ」 靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ」

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