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“腕が太すぎ”で話題の筋肉芸人、消防士時代に感じた挫折「現場でマッチョは邪魔だった」

日刊SPA! / 2024年6月5日 8時52分

――消防士を辞めて、お笑い芸人になったのはなぜですか?

青木マッチョ:小学生の頃からお笑いが好きで、「お笑い芸人になりたい」という気持ちはあったんです。でも性格が暗すぎて、「学校でも目立たない奴がお笑い芸人になれるわけがない」と思って諦めていました。それで消防士になったんですけど、全然向いていなくて「『体がデカいくせに声が小さい』と怒られるなら、もう痩せようかな」と思うくらい追い込まれていました。

 そんなタイミングで、兄弟の上2人が結婚して、子供を2人ずつ作ってマイホームや車を買うという、人生のゴールを決めたんです(笑)。僕が消防士になったのは、公務員になって親にいいところを見せたいという気持ちが正直ありました。でも、すでに兄弟が親を安心させてくれたので、「今なら、好きなことをやってみてもいいんじゃないか」と思って消防士を辞めました。

 消防士時代はダメだと言われた「マッチョなのに暗い」ところも、お笑いだったらウケるんじゃないかなと思ったのもあります。親には「お笑い芸人になる」とは言わず、「東京でパーソナルトレーナーをやりたい」と嘘をついて上京してNSCに入りました。

◆ノブコブ吉村さんとのハワイ旅行で「恐怖体験」

――お笑い芸人になってみて、どうですか?

青木マッチョ:芸人の先輩方は話しやすくて、例えば野田クリスタルさんは大先輩ですけど、自分とテンションが近いなと感じます。クリスタルジムでパーソナルトレーナーをやらせてもらっていますし、1番お世話になっています。あとお世話になっているのは吉村さん(崇、平成ノブシコブシ)。YouTubeのゲーム配信に出していただいたのがきっかけで飲みに連れて行ってもらったり、吉村さんの奢りでハワイ旅行に連れて行ってもらったこともあります。

――ハワイ旅行で印象に残ったことはありますか?

青木マッチョ:藤森慎吾さんもいらっしゃって、芸人数人で行ったんですけど、初日の朝に吉村さんの個室のトイレに大便がしてあったんです。「誰がやったんだ」と「人狼」みたいな犯人探しになりました。でも結局誰がやったか分からず、次の日の朝も吉村さんの部屋のトイレに大便がしてあって、さらに同じことが6日間続いたんです。暗号が置いてあったりもしました。「誰にも気づかれずに、先輩の部屋で毎朝大便をする奴がいる」と、段々と気味が悪くなってきました。

◆何か爪痕を残したかったんです

――誰が犯人か分かったのでしょうか。

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