「一人暮らし未経験の男性」が陥りやすい失敗とは…“子供部屋おじさん”が婚活で不利になる納得の理由
日刊SPA! / 2024年6月13日 15時50分
一人暮らしを経験しないままだと、どうしても生活に対する解像度が低いままになってしまいがちです。その解像度の低さゆえに、本人は「実家暮らしは合理的選択をしているだけで、自分は働いているし自立している」と思うものの、実態は親に「おんぶに抱っこ」してもらったままであるケースがほとんどです
とくに、社会人になってもなお「◯◯ちゃん」と、お母様から“ちゃん付け”で呼ばれていたら、かなりの危険信号! 精神的な親離れ・子離れへの意識が備わっていないから、母親からのちゃん付けに抵抗感や疑問を抱くことがないのだと言えるでしょう。
◆女性は「母親との距離の近さ」がネックになりにくい
もっとも、私の相談所では女性会員の方がお母様との距離が近かったり、箱入り娘として扱われ続けてしまった方が多くいらっしゃいます。けれども女性会員の場合には、そのことが婚活に悪影響を及ぼすことが少ないのです。
考えられる理由は2点あります。ひとつは、「嫁入り」文化が大きく廃れた現代においても、「嫁姑問題」はまだまだ多発するものであるため、「家族との距離感」を注視する女性が男性よりも多いこと。
女性が家族との距離が近くても、多くの男性視点ではむしろ「家族仲がいい」「家族思い」と、良く言えばのほほんとピュアに受け止めるだけです。悪く言えば「精神的自立への危機感」を持つことが稀なのです。
もう一点は、家事への危機感の大小。共働きを前提として相手を探す人が男女ともに多いなか、女性は「私も同じように働いたり子育てしたりするのに、妻だからと家事を全面的に押し付けられては困る」との警戒心が強いゆえかもしれません。
この男女における非対称性の是非の問題もありますが、ここでは一旦措いて、現状に即した対策を、エピソードを介して考えていきましょう。
◆息子を“夫”扱いしてしまうケースも
実家暮らしながらもミドサーにして、年収2000万円の元男性会員の事例をご紹介します。彼は、見た目やコミュニケーション能力については程々でしたから、住まいの点で減点されてしまっても、お見合いや仮交際は難なく成立していきました。
しかし、仮交際から進展できないのです。結婚相談所での仮交際とは、一般社会での「交際前のデート期間」に相当するもの。つまり、数回のデートで見切りをつけられてしまう状態が続いていました。
原因を探らねばとカウンセリングを行っていたところ、耳を疑う発言が。
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