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「一人暮らし未経験の男性」が陥りやすい失敗とは…“子供部屋おじさん”が婚活で不利になる納得の理由

日刊SPA! / 2024年6月13日 15時50分

「昨日スーパー銭湯へ行く前に、お母さんに3,000円渡してもらったときのことなんですけど〜……」

 なんとお財布の管理をお母様に任せていました。しかも三人称としての母、母親の呼称が「お母さん」。まったく恥ずかしげもなく、当然のこととして、話してしまうのです。

 食事の用意や洗濯に掃除など、基本的な家事もお母様に頼りきりとはもともと聞いていたので、「家事への意欲は持ってください! そして意欲を持っているとアピールして」とアドバイスをしていましたが、これでは焼け石に水。

 名のある家事をしているしていない以前に、大人としての境界線を越えた世話を焼かれていることに一切の自覚がありません。デート中の会話でも、こうして墓穴を掘ってしまっていたのでした。

 専業主婦として、長年お父様を支えてこられたお母様。夫に先立たれてしまったことで、ケア対象が息子へと移行してしまったようです。

 けれど、夫婦関係と親子関係は別物であり、親の立場としては子の自立を促す必要があります。「息子さんの結婚を応援したいなら、もう息子さんのことを放っておいてください」と、お母様にお伝えしました。

◆実質“子供部屋住まい”? 週末は実家で毎週過ごす50代

 次に紹介するのは、会社の「寮住まい」のアラフィフ男性。私の元に来るまで、8年間お見合いすらまともにできていなかった方のケースです。

 寮住まいのため、厳密には“こどおじ”ではないのですが、金曜に仕事を終えるとその足で実家へ帰り、週末すべてを子供部屋で過ごす。いわば「週末婚」ならぬ、「週末子供部屋おじさん」状態となってしまっていました。

 アラフィフともなると、親御さんも80歳前後になります。生活を助けたり、一緒の時間を大切にするためというのであれば、美談にもなる年齢かもしれません。けれど、実態としては反対です。

 この方は、自分で食事を用意したことがありませんでした。平日は寮で食事が提供されるものの、週末は用意されない。だから実家へ毎週帰る生活をずっと続けていたのです。

 そこで「毎週帰るのはそのままでいいから、料理を『用意してもらう』のではなく、『教えてもらって作る』ようにしましょう」と提案しました。

 お母様にも男性経由で、「このままの生活を続けていたら、結婚はできない」とお伝えしたからか、過干渉ぶりが改善されましたし、料理の腕もめきめきと成長。成婚はまだですが、彼の未来は明るいと感じています。

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