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新NISA“成長投資枠”で狙いたい「米国高配当株」10選。配当金の再投資で大きく増やす

日刊SPA! / 2024年6月14日 8時51分

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Santa Clara, CA, USA - Apr 29, 2022: Johnson and Johnson MedTech sign Tada Images - stock.adobe.com

 近年、米国株市場では高配当株がますます注目を集めています。特に2024年から始まった新NISAの導入により、非課税投資枠が拡大したことで、高配当株への関心が高まっているのです。そこで今回は、直近の米国経済市況と高配当株の魅力、特に注目すべき米国高配当株10銘柄を厳選して紹介していきます。
◆6月の米国経済市況

 連日のようにS&P500が史上最高値の更新を続けていますが、実は米国経済は確実に減速しているといえます。それは米国労働市場における経済データからも読み解くことが可能です。

 例えば6月4日に発表された4月の米雇用動態調査(JOLTS)の求人件数よれば、予想837万人に対して結果805万9000件と予想を大きく下回りました。続いて6月5日に発表された5月のADP非農業部門雇用者数(農業部門を除いた産業で働く雇用者数)は、予想17.3万人増に対して結果15.2万人増と予想を下回っています。そのほかの数値を見ても、米国の労働市場が弱回っていることを数字がはっきりと示しています。

 ところが景気の不況は株価にとってはプラス材料となります。株式投資の世界には「悪いニュースは良いニュース」という格言があるように、景気が後退する要因となる悪材料の出尽くしによって、株価が上がる要素しか残っていない状況のとき、マーケットに資金が集まりやすくなり、株価が上昇するのです。

 また米国株はAIブームによって恩恵を受ける「GAFAM+N」が相場の牽引役となり、S&P500も史上最高値を更新しています。こうしたなかで、ハイテク株のように目立ちはしないものの、実は新NISAによって注目したい投資のひとつが米国高配当株なのです。

◆新NISAでも活用したい高配当株

 新NISAでは、旧制度の一般NISAに相当する「成長投資枠」と、つみたてNISAに相当する「つみたて投資枠」を併用することが可能になりました。非課税投資枠の拡大や非課税投資期間の恒久化といった変更点が多くの投資家の関心を集めています。

 特につみたてNISAを利用していた方にとっては、成長投資枠を活用することで、個別株にも非課税で投資する新たなチャンスが広がりました。

 つまり新NISAを上手に活用することで、投資のリターンを効率よく最大化することが可能であり、その選択肢のひとつとして高配当株にも注目が集まっているのです。

◆高配当株の特徴

 高配当株とは、企業が発行する株式の中で、特に高い配当金を支払う銘柄のことを指します。配当利回りが高い株式は、安定した収入をもたらすため、多くの投資家に支持されています。以下が高配当株のメリットとデメリットです。

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