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激安キャバクラで「“将来”どうするつもり?」と説教してくるおじさん客の意外な正体

日刊SPA! / 2024年6月18日 15時52分

「だから何だ!それは何だ?自慢か?バカにしているのか!」

 と、怒り出しました。さらに「都落ちしたつもりでいるんだろう」「銀座にいたからなんだ? そんな自慢話をしても惨めになるだけじゃないのか?」と続けました。

◆「将来どうするつもり?」とお説教スタート

 地雷を踏んでしまった私。さらにおじさんのお説教は続きます。

「こんな将来性の無い仕事をいつまで続けていくつもり?」

 と、畳みかけます。ちなみに、酔っぱらってお説教をするおじさんは結構います。全然珍しくありません。あなたも知らず知らずのうちに、若者にお説教をかましてオトナの対応をされていませんか? 気を付けましょう。

 おじさんはなぜ説教をするのかというと、常日頃我慢を強いられているからです。運よく女に生まれ、ちやほや甘やかされて生きているとあまりピンと来ないかもしれませんが、おじさんという生き物に対する世間の風当たりは相当キツイんです。上司に叱られ、後輩にバカにされ、妻に怒鳴られ、子どもたちには軽蔑され……こうして不平と不満をため込んでいるのがおじさんです。

 彼らは何があっても上司や妻に逆らわず、ダメ出しに耐えて耐えて耐え抜いています。キャバクラで酔っぱらっているときくらい好きなだけダメ出しをさせてあげましょう。「そうですね……」とシュンとしておくのがこの場では正解です。

◆そして始まる英会話
 
 おじさんは「常に自分自身をブラッシュアップすることが大切」と言いました。彼曰く、おじさんは週1回、英会話教室で駅前留学をしているそうです。

「Do you speak English?」

 唐突に英会話が始まりました。おじさんのいう通りで、新しいことにチャレンジするのは素晴らしいことです。だいたいの大人は照れたり、諦めたりして新しいことにチャレンジできないものです。ボクシングにチャレンジしているホリエモンを笑うおじさんおばさんの多いこと多いこと。

 しばらくルー大柴おじさんの英会話に付き合ってあげました。するとおじさんは、しんみりした顔で「俺も昔は銀座で飲んでいたんだ」と話し始めました。

◆お説教おじさんの正体
 
 以前は銀座で飲んでいたと話すおじさん。総合商社の営業マンとして活躍していたそうですが、ストレスと過労で体調を崩し、退社を余儀なくされました。それ以降は派遣のお仕事で食いつないでいたそうです。近頃では派遣のお仕事にも就けず、実家の世話になりながら再起の機会を狙っているとのことです。

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